招きの水場

2014.5.25|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今年の2月に「同窓の縁からの家」と題して書いた、私の高校の同期、Ynさんの家が、ついに竣工しました。今日はめでたいお引渡しだったのです。Ynさん、まことにおめでとうございます!

 

前回の上棟式の時のブログで、私はこう書きました。

「どのお客さまにも、KJWORKSの家づくりが目指すものは同じです。そして私たちの志事は、お客さまの「暮らしの実現」です。それは常に変わりません。でも、今日はそんないつもの「KJWORKSの山口の姿勢」に、同期の友の良き暮らしを願う山口の気持ちが上乗せされていて、そのおめでたさを寿ぐ気持ちもひとしお」と。

 

それは今日のお引渡しも全く同じでした。最初に、同期のみんなの新しいつながりの中にこの木の家づくりのお話が生まれた時から、ずっとそれは同じ。それが今日、めでたくお引渡しという実りを得たことに、ただ感謝ですね。

 

さて、このYnさんの木想家、今までつくってきた数多の木想家と同じく、色んなところが「Ynさんだけの家」になっています。その中で今日とても印象的だったのが、冒頭の写真。「手洗いのある玄関」であります。

 

間取りづくりの前、設計ヒアリングの時に、私の同級生である奥さんがおっしゃいました。「外から帰ってきた時とか、ちょっとしたお客さまの時に、玄関に手洗いがあれば便利ですね」と。

 

玄関から入ってきて手を洗うところをつくることは何度もありました。でも、玄関という場所に手洗いをつくることは、そう多くありません。これがこのYnさんの家の、入ってすぐのオリジナルな場所になるつもりで、計画を進めました。

 

私が担当した基本設計、松尾くんが担当した実施設計、竹口くんが担当した現場管理を経て、そのオリジナルな場所は、この写真の姿に結実したんです。私が当初イメージした通りに出来上がっていて、「社内のデザイン的チームワーク」の喜びを感じられましたね。

 

下足入の横に、木をふんだんに使い、陶器のボウルの手洗い。もちろん水弾きもしっかり確保しています。ボウルのセレクトと、室内全体の雰囲気が調和していますね。下足入が小さいぶんは、右側にシューズクロークを設けてカバーする、という間取り上の工夫も、この手洗い設置に一役買っています。

 

この陶器のボウルと格好良い水栓カランが共演しつつ、玄関の空間に華を添えてくれているのを感じます。この手洗いがある玄関は、プランの時に思った以上に何だかウエルカムな雰囲気を醸し出していて、それが私の今日の再発見でした。

 

実は来週、この「同期の新しいつながり」から生まれたご縁で出来上がった家づくりを、新しくつながり始めた同期のみんなに見てもらうことになりました。Ynさんのご好意により、そんな場を設えてくださったんです。ありがたいことですね。

 

Facebookという便利なツールにより、30年の時を超えてまたつながりはじめた高校同期のみんなを、来週またこの「招きの水場」が出迎えてくれることでしょう。

 

そして、私たちの想いである「暮らしの実現」「納得の家づくり」を、皆に知ってもらうための先鋒を努めてくれるはず。それが今から楽しみで仕方ありません。