敷地をえらんで家をあわせる

2014.8.23|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-08-23 15.53.51

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、かねてより現場を進めてまいりました箕面森町の木想家が、ついに上棟式の佳き日を迎えました。台風もあって、少し延期になっていたものです。Ogさん、本当におめでとうございます!

 

冒頭の写真のように、柱に御幣(ごへい)を取り付けて、皆で二礼二拍手一礼。家の四隅を清め祓いして、厳かに、かつ楽しく式を納めさせていただきました。

 

さて、写真の御幣の左側にある掃出窓は、この家の北側にある緑道に面した、畳の部屋になるところの窓です。この家は南側にも北側にも掃出窓があって、最高に気持ちよく風が通り抜ける家になっています。

 

その緑道に面した北側の掃出窓の向こう側には、写真では少し見にくいですが、真正面に楓の樹があります。これ、敷地内に植えた樹ではなくて、最初からある緑道の並木なんですよ。

 

この木想家、お客さまと箕面森町での土地探しからご一緒しています。緑道沿いの敷地をどれか選ぼう、となった時、私が迷わずこの三号地をおすすめしたのは、見える緑道の並木が一番綺麗だったから。

 

お客さまも賛同くださって三号地を契約され、そしてプランの段階で、家の開き方もその緑道のあり方に合わせて計画しています。ですから、この楓の木が畳の間の掃出窓の正面に来るのは、私には予定通りです。

 

でも実は、あまりそこまではっきりとは、お客さまには申し上げていませんでした。家が建ち上がってからのちょっとしたサプライズを、私からプレゼント、というわけですね。

 

今日、建て方以降初めて家の中に入られたお客さまに、「私が三号地をおすすめした意味、わかっていただけましたか?」とお聞きしました。とても嬉しそうに頷いていただいて、私もやっぱり、胸がいっぱいになりました。

 

これから秋になって、この楓は紅葉するでしょう。新緑も、紅葉も、どちらも美しい楓の樹、それを畳の間で楽しむことができる。私がこのプランでお客さまにプレゼントしたかったのは、その「樹とともにある暮らし」だったんです。

 

せっかく、土地探しからKJWORKSにお声掛けいただいて、一緒に選ぶのだから、そしてその土地に合わせて家を計画するのだから、その良いところを家づくりに反映したい。選んだ敷地に、家を合わせてつくっていきたい。

 

そう思ってプランをつくりました。そして最初の案でそのまま建てることになって、私が最初にこの土地を見た時にイメージしたことが、現実になって今日、お客さまに届いたんですね。

 

そのことが、今日はとてもとても嬉しかった。本当にありがたいことです。その感謝を噛み締めつつ、上棟式をご一緒させていただきました。式の後の直会(なおらい)も、本当に楽しいひとときでした。

 

プロとして、敷地選びをアドバイスし、そしてそこに家づくりを提案する。そこに「暮らしの実現」を願う心があるならば、敷地にある光を読みとり、それを家に宿らせることは、難しいことではありません。

 

それが私達KJWORKSのなによりの喜びです。今日それをOgさんと一緒に寿ぐことが出来たことに、改めて心から感謝いたします。