時間をかけて
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。
今日は、弊社の「設計・管理部スタッフ募集」にご応募くださった方と、お会いしました。くらしの杜に来ていただき、どんな場所かをご案内した後、福井とともに、面接というか、お話をしました。どんな会社で、いまどんなことをやっているか、などなど。
最初はやっぱり、表情が少し硬め。初めて来られる方は皆そうですが、見た目はいわゆる「工務店」とは全く違っていて、カフェか雑貨屋さんみたいな雰囲気が漂っているので、ちょっと最初は面食らっておられたかもしれませんね。
でも、案内しながら色々と話しているうちに、「楽しそうなところ」という印象をもってくださったようで、笑顔が徐々に出てきましたよ。リラックスしてお話したほうがいいに決まっていますから、私もホッとしました。
まだ学生の方なので、色々と説明しても、実際の家づくりの業務がどんなものかはイメージ出来ていないでしょう。でも、この方の履歴書には「工務店だからこそお客さまや職人さんとの繋がりが強いと思います」と書いてあったんです。
それを見て、いわゆる「カッコイイ建築」をつくりたい人ではないということ、暮らしを考えるものづくりに親しめそうな人だということが伝わって、私はとても好感をもったのでした。
なので、まずはインターンシップのような感じで、時間のある時に業務のお手伝いをしてみますか?と提案してみたんです。ぱっと一度の面接ではなく、しばらく居てみてお互いを知ってみては、と。
そんな中で、自分に、あるいは自分達に向いているかどうか、なんとなくわかってくる。皆が皆そうはいきませんが、そんな感じで人が入ってくるのも、いいと思うんですね。
冒頭の写真は、上記とは直接関係ありません。この木想家は、3月9日のバス見学会でお邪魔するお宅なんです。それにも参加してもらって、KJWORKSのつくった家とその暮らし、お客さまの声を聞いてもらうのもいいと思ってお誘いしました。楽しみにしてくれているようで、よかった。
会社と、スタッフになるかもしれない新しい人。馴染むか馴染まないか、それを知るのにできるだけ時間をかけたほうが、結果的にはうまくいくのではないでしょうか。
それは、「納得の家づくり」と全く同じことだなあ、今日はそんなことを思った次第です。