暮らしのお相手

2014.1.26|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、池田でリフォーム現場が進行中のお客さまと、造付家具についての打合せをしていました。1回目は私からのご提案、そして打合せとお客さまのご検討を経て、今日は2回目です。

 

造付家具を拵えるまでには、かなりじっくりと時間をかけて検討、ご相談をするべきです。何故なら、つくろうと思えばどのようにもつくれる、しかしきちんと寸法や仕様を決めてつくらないと、使いづらいからですね。

 

冒頭の写真は、ある木想家でつくらせていただいた家具。すっきりとできあがって、とても美しいですね。どのお宅でも、この形に決めるまでに、何度も打合せをし、色んなことを詰めていくんですよ。

 

今日もキッチンの後ろ側に設置するカウンター収納と吊戸棚、それからリビングまわりで使うファックスなどのカウンター収納と吊戸棚の細かい寸法を、実際にKJWORKSモデルハウスにある家具の高さを測ってみたりしながら、話し合いました。

 

例えばファックスを置くカウンターの高さ。ファックスを置いて、しかもその横で少し書くこともあるので、それがしやすい高さはどれくらいか、色んな高さを実際に比べてみて決めます。

 

次に奥行き。前に通路があるので、あまり出し過ぎることは出来ません。想定している45センチで問題ないかどうか。それはカウンターとして、そしてその下の収納内部の有効奥行も、合わせて確認します。

 

そしてカウンターが決まったら、吊戸棚との間の空き寸法です。置くものの高さ以上であることはもちろん、前に立って動きやすく、圧迫感がない寸法を探っていきます。

 

もちろんこれには、上の吊戸棚の奥行も関係してくる話。吊戸棚の内部の寸法をチェックし、それの出幅も決めて、それとの関係でカウンターとの空き寸法を詰めなければいけません。

 

あとは収納の仕方、「見せる・隠す」の仕方。引出しなのか、オープン棚か、開き戸か、引戸か。使う素材も合わせて決めていきます。ちなみに冒頭の写真の家具は、一部オープンで、バスケットを入れる仕様ですね。

 

ふう、色々と書きましたが、そんな手順を経て、ようやく家族の間のひとつの造付家具が決まります。図面だけでなく、同様のものを見たり、高さを体感しながら決めることの大切さ、おわかりいただけたでしょうか?

 

私たちは木の家をつくっていますが、その家の中で、人が常に手で触れ、動作する対象となっているのは、その大部分が家具です。そんな大事な「暮らしのお相手」をつくるのですから、念入りに詰めていくのは、むしろ当然のことなんですね。