木を魅せる加減

2014.9.20|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-09-20 13.22.59

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、東大阪でこれから始まる現場へ。着工前に近隣の皆さまへ工事のご挨拶をしてきました。そしてその後は茨木市へ移動して、リフォーム現場の進捗確認。それから箕面の本社へと、芦屋を留守にする一日でした。

 

まだまだ大阪での現場もいくつもあるので、ちょこちょこ来ることになります。でも、できればいくつかの用事を一日にまとめて、なるべく芦屋との往復移動を少なく出来れば、と思います。今日はちょうどそういう日だったんですね。

 

さて、リフォームの木想家、先日は断熱材、セルローズファイバーをご紹介しましたが、その後壁や天井には石膏ボードが張られていく最中です。そして、2階「家族の間」の天井は、石膏ボードではない別の仕上げが進んでいました。

 

冒頭の写真がその様子。なんともいい感じでしょう!?この木想家の「家族の間」は、素敵な赤松の無垢板を張った天井になるんです。ちなみに、床板も赤松。寸法は違いますが、おそろいの床と天井なんですよ。

 

新築の場合、独立柱や梁などをなるべく見えるようにしますが、リフォームの場合、柱や梁は構造材としてそのまま活かすことはできても、全てを見せることはなかなか難しいですね。

 

当初から見せるようにつくられていないから、ということもありますが、例えば柱でも、元々の鴨居の場所に溝が刻まれていたりして、そのままで表しているのが美しくない場合も多いんです。

 

この写真でも、天井の下に2本の独立柱が見えますが、その最終的な仕上げは、元からある柱のままにはなりません。右側の柱は構造として残しますが、白い壁に囲われます。左の柱は、間取り上すべてを見せる必要があるので、新品の杉の柱に取り替えました。

 

そんな感じで、木造住宅のリフォームでは、新築に比べると無垢の木の見え方が少なくなりがちです。それを補うものとして、天井が板貼りというのは、「木がたくさん見える」お好みの方には、よい解決法ですね。

 

天井の板のセレクトも、お客さまのお好み、床板とのマッチングで変わってきます。ここの場合は床と合わせて節のある赤松材を使用しましたが、もっと節のないものがお好みの場合は、また違う天井板、床板になります。

 

無垢の木の見える面積、視界に占める割合については、お客さまとの話し合いがとても大切。リフォームの木想家では、元の建物の構造の種類による要因もありますから、新築以上に、木の魅せ方については微妙な加減が必要になってきます。

 

この木想家は、ちょっとラフな感じの赤松板と、白いローラー漆喰壁とのコントラストが持ち味。きっとよい感じに仕上がってくるでしょう。今日は張られた無垢板の天井を見て、その完成形がまさに目に浮かんでくるようでした。