染み付いたなにか

2014.10.16|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-10-15 15.46.48

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日のブログにも少し書きましたが、楽しい夜の宴の前には、大阪市内で開催されている「まちデコール」の企画をいくつか見て回っていたのでした。

 

その中で、私もちょこっと参加しているのが、「収納の巣」さんで開催されているまちデコール参加企画、「クローゼットがワクワクになりまし展!」&「これは捨てられま展!」です。

 

参加といっても、「これは捨てられま展!」の方のFacebookページに、写真を添えて投稿しただけなんですが、でもこの企画はなかなか面白いのです。そのページにいわく、こんな感じ。

 

※思い出があって手放せない…。役には立たないけど大好き…。コレクションなんだからそっとしといて…。人がなんと言おうと、わたしにとっては『宝物』!そんな捨てられない宝物の写真をそのモノに寄せる「想い」とともにみんなで共有しちゃいましょう!

 

収納の巣」さんは収納サポートグッズのWeb販売店さんですが、単に物売りだけでなく、「片づけ、収納」に必要な「モノとの向き合い方」を大きなテーマとして活動してらっしゃいます。代表の宇野さんも、ライフオーガナイザーの資格をもち、その考え方を商品に反映しておられます。

 

その「モノとの向き合い方」の中で、モノが必要か、不要かという分類においては、「使っているかどうか」だけが優先ではない、のですね。好きか嫌いかということ、そのモノへの想いが大きく関わっている。

 

今回の展示は、その中でも極端な例として「使わないけど捨てられない」モノをみんなから出してもらって並べてみよう、という主旨なのです。冒頭の写真のような感じで、吊られた幟の後ろも含めて、ズラッと並んでいました。

 

私は小学校に上がった頃に買ってもらった「無人島もの」の本を挙げたのですが、他の皆さんの「捨てられまてん!」も、やはりそのモノに染み付いた「何か」がそうさせているものが多いようでした。

 

その「何か」とは、一言で言ってしまえば記憶、想い出でしょう。でもそれは、そう括ってしまうのが勿体ないくらいの、多種多様な過去のイメージなんだな、並んだ写真と添えられた想いを読んで、しみじみそう感じましたね。

 

自分自身のこと、家族とのこと、ご縁のあった人たちとのこと。皆さんそれぞれに、今と違った「その時」、そのモノに心を動かされていた。その心の動きがモノに染み付いて、愛着となるのでしょう。

 

だから他人にはそれを感じとることは出来ない。自分自身にとってだけ、それはかけがえのないモノになる。でも、自分自身にそういうモノがある人は、他人のその「何か」を少し共有することができます。

 

「これは捨てられま展!」が面白いのは、写真に添えられた想いの文章から、他人のその捨てられない気持ちに共感をもつことができる、そのことではないでしょうか。

 

私も、実際の展示を見てみて、そんな共感から、「あ、そういえば」と思い出したモノがありました。また別の、捨てられないモノ。今日、早速それを投稿しましたよ。

 

この「これは捨てられま展!」、想い出を家づくりに活かすことも常に考えている私には、とても嬉しい刺激をもらえた展示でした。18日までやっているので、皆さんも是非のぞいてみてくださいませ。