格子も穴も

2014.3.3|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-03-03 12.56.26

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

池田市内で現場が進む、新築の木想家。月末のお引渡しを目指して、ついに外部足場が外れ、建物の全貌が姿を現しました。でも、ちょっと写真はおあずけです、すいません。

 

冒頭の写真は、お目見えした外壁の、通りに面した一部。左官の壁と、木の面格子のコントラストがとても美しいので、思わず一枚。ほんの一部ですが、「木の家」という感じがすごくしていますでしょう?

 

この、とても良い風合いの外壁の左官壁は「スタッコラーストe」という名前のもの。大理石を細かく砕いてその骨材とした、高性能水性アクリルによる弾性壁材です。吹付けではなく、左官職の塗り壁ですよ。

 

耐久性、耐候性、撥水性など、非常に優れた性能をもちながら、単調ではなく、手仕事の感じ溢れるテクスチュアをもっています。今回の壁は特に「藁すさ」を入れた「あらかべ」仕上げですので、一見土壁のように見えていますね。

 

でも、こう見えて水弾きがよく、イコール汚れがつきにくいのです。木の家の外壁ってメンテナンスはどうなの?と気にしておられるお客さまにも、自信をもってお薦めできるモノなんです。

 

そして、その外壁と絶妙のコントラストをもっている、木の面格子。耐候性を高めるため、美しい杉の赤身材でつくられています。木の心材である「赤身」は、周辺の「白太」よりもずっと固く、しっかりとしているのです。

 

アルミ+樹脂のサッシではあっても、その外側にこの面格子がつくだけで、ずいぶんと表情が変わりますね。防犯の意味をもちながら、木の家の見た目も美しく整えてくれる名優と言えるでしょう。

 

さて、ではその面格子の下、外壁に何やら四角く空いた穴は、なんでしょう?まだ出来上がっていないのでよくわかりませんが、実はこれは、ポストなんです。

 

この家は通りに面して、あまり距離をおかずに建っています。この外壁の外には「塀」を立てずに、建物がそのまま通りとの境界になる感じ。この部分はオープン外構というわけですね。

 

そんな時、せっかくそうするなら、ということで、外壁に直接ポストを付けることがよくあります。玄関から出ないでも、新聞や郵便が家の中で受け取れる。便利なものですよ。

 

今回はこのポストの中に、郵便物が落ちてくる箱をつくります。それが、下足入と一体化した家具になっている。そういう仕掛けなんですね。

 

足場が外れて、外壁のテクスチュアや面格子の表情も、そしてこうした外壁廻りの仕掛けたちも、顕になってきました。さあ、あと3週間、現場は最後の追い込みにかかってまいります!

 

※ あ、そうそう、最初に「おあずけ」した外観は、こんな感じ。なかなか良い面構えでしょう!?

2014-03-03 12.46.11