棟上げをご一緒に

2015.1.16|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-01-16 16.28.45

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は高槻市で、木想家の建て方でした。私が土地探しからご一緒してきたお客さまの木の家づくり、ついにこの日がやってきたんです。Rさん、上棟まことにおめでとうございます!

 

実は本当は昨日おこなわれる筈だったこの建て方、前日の天気予報を見て、一日順延して実施されたのでした。昨日は一時すごい雨でしたから、今日うまく実施できて本当によかった。

 

実は今回、お客さまも建て方を見るためにスケジュールを空けてくださっていたんですね。もちろん私も、上棟(棟木が上がること)の瞬間をご一緒させていただくため、その時間に合わせてスケジュールを決めていました。

 

ところが雨による一日順延。この「次の日に変更」というのが一番スケジュール調整がしにくいところですね。皆それぞれに、既に入っているものがありますから。私も「次の日は厳しいなあ」と、正直思った次第。

 

しかし、お客さまにとってはおそらく一生に一度の自分の家の棟上げ。何とか予定をやりくりしてくださり、今日も午後からご夫妻で見に来てくださることになりました。本当にありがたいことです。

 

さあ、これは私も何とかしなければ。というか、前日に想定していた「棟上げをご一緒に見る」こと、一日伸びたからとて逃すわけにはいかぬ、そう思います。しかし、元々の今日の予定もまた、大切なものばかり。

 

昨日のうちに、今日の朝からの予定、自分の動き、やり終えるべきこと、ご来店の方の時間、全てをもう一度チェックしなおし、ここで終えて芦屋から高槻へと走る、そのリミットを決めて、動きました。慌ただしくなってはご来店の方にも失礼ですから、そう見えないように、気をつけながら。

 

そうしてお昼も食べずに何とか全てをやりくりし、ほぼ自分の思った時間に高槻の現場へと到着することが出来たんです。先に来ていたお客さまも笑顔で迎えてくださいました。

 

ただ、正直に言いますと、残念ながら棟木が上がる瞬間はご一緒できませんでした。私が着いたのは、そのすぐ後、屋根の垂木を掛けているところでした。冒頭の写真は、垂木をほぼ掛け終わったところですね。

 

でも、今日の建て方をお客さまが体験なさること、そのおそらく一度きりの時間に、私もちゃんとご一緒できたこと、建った木の家の骨組みを見ながら、そこに表れているKJWORKSの考え方をご説明できたこと。お客さまはきっと、それらを家づくりの記憶に留めてくださると思います。

 

私たちプロにとっては年に何度も繰り返されるこの「建て方」。しかし当然のことながら、お客さまにとっては本当に記念になる、人生の一大イベントなのです。つくり手は常にそのことを忘れてはいけません。

 

そういう私も、ついつい忘れがちになる、その「記念であること」。今日は自分なりの工夫をして、記念日である棟上げを終盤だけでもご一緒に過ごすことで、それをもう一度確認する。そんな時間でした。