残して受け継ぐ

2013.4.15|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

吹田で進んでいる二世帯住宅の現場では、建て替えをする元の家の解体工事が無事に終了しました。綺麗な更地になって、すっきりですね。

 

今回の工事では、おとなりの家がすごく近接していて、なおかつ構造的にちょっと不安な感じの建物であることをふまえ、解体の騒音や振動などを最小限とするよう、細心の注意を払って施工をいたしました。

 

解体直後にお隣さんとお話をしましたが、特に不安になるようなことはなかったとのお話。よかったよかった、ほっと一息です。

 

この土地は、先日このブログで「残せるものは」と題して、木を残す話を書いた敷地です。冒頭の写真に見えるように、敷地の隅の部分にある花水木とその一角の低木などを、まとめて残すことができました。

 

花水木はこれから一番美しい季節。現場で色づき始めた花を見て、残してもらってとても喜んでいるように、私には思えましたね。新しい建物で多少枝を払う必要はあるでしょうが、でも来年の花は、バルコニーから楽しめます。

 

それともうひとつ、今回の解体工事では、和室の床柱を解体時に処分せずにとっておき、新しい家でもお父さんお母さんの部屋の一番いいところに使うことになっています。

 

建替え工事の場合、よくそういうことをしています。お父さんお母さんが長らく暮らした家、ご主人が生まれ、大きくなった家ですから、その思い出を、何らかのかたちで新しい家に活かしたい、そう思います。今回はお父さんお母さんから床柱のことを聞き、喜んでそうさせていただきました。

 

ひとがその土地、その家に長く暮らしていたその証、その記憶を、何か少しでも残して受け継ぐ。それは「暮らしを実現する」ことを旨とするKJWORKSにとって、利便性、快適性とは別の、とても大切なことなんですよ。

 

さあ、更地になったこの場所に、まずは地盤の調査から、新しい家づくりがいよいよスタートです!