沖縄の花

2014.4.19|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-04-16 15.43.18

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日の彩都は、夕方くらいからぐっと冷え込んで、まるで春になる前に戻ったよう。KJWORKSスタッフのみんなも、震えています。我々は南の島から戻ってきたところなので、余計にこたえますね。

 

石垣島帰りでなんだかもう気分が夏に近づいていて、みな今日は薄着な感じ。そこへこの寒さですから、ちょっとつらいです。う~ん、皆が体調を崩さなければいいのですが。

 

私はこの冷え込みに、逆に石垣で見た南の島の光景を思い出していました。ああ、向こうには、とにかくたくさんの花が咲いていたなあ。それも、色鮮やかな南国の花が、なんて。

 

冒頭の写真はその中でも私がひときわ惹かれて撮った一枚。これは、竹富島の船着場近くにあった、デイゴの木です。現地の人によると少し盛りを過ぎたころだそうですが、それでも素晴らしく鮮やかな美しさではありませんか。真っ赤な、特徴的な花弁の花。

 

デイゴとは、漢字で「梯梧」と書くそうです。沖縄県の花、「県花」ですね。この光景を思い出していたついでに少し調べてみましたが、県花に決まったのは私が生まれた年、昭和42年。県民投票によるものだとか。なるほど、他にもたくさんの沖縄ならではの花がありますからね。

 

面白いのはその別名。「ヤシキコーサー(屋敷壊さー)」というのだそうです。デイゴは横方向に根を張り、その力がとても強くて、家の脇に植えると、根が張って家を傾かせてしまうほど、ということのようです。凄い(笑)。

 

デイゴと言えば、THE BOOM『島唄』を思い起こす方も多いと思います。この歌の歌詞にもありますが、デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年になる、という言い伝えもあるのだそうですね。

 

なんだか、ちょっと怖い木なんだなあ。沖縄の人からは、あまり良く思われていないのでしょうか?でも、投票で県花に選ばれるくらいですから、人気があるということなのでしょうし…。

 

私が思うに、そういう「すごい力をもった自然」を体現しているところ、あるいは「台風を呼ぶ木」というところ、それがすなわち、「沖縄」というものを象徴している。そんな樹である、ということなのでしょう。

 

日本では沖縄県が北限とされる、デイゴ。今回石垣島や竹富島でたくさん見て、触ってきました。その南の花の赤い情熱の色に、今日は力をもらいつつ、急にやってきたこの寒さを乗り切ることにいたしましょう。