活かせば漢方

2015.5.17|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

昨年6月に仕込んだびわの種酒

〈昨年6月に仕込んだ枇杷の種酒を出してきました〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

一昨日の午前中、庭木の手入れをしていて、すっかり忘れていたあることを思い出しました。それは、庭にある枇杷の木に今年も青い実がつき始めたのを見ていてのことです。

 

今年もまた来月には枇杷の実を採ることになりそうやなあ。去年もいっぱい採ったもんなあ。食べきれないくらいあって、種も使ったなあ。ん、枇杷の種…? あ、あれ! 完全に忘れてた…。

 

そうなんです。昨年6月に枇杷を収穫し、実を食べてから、その種を使って「枇杷の種酒」を仕込んだのでした。ちなみに枇杷の実のことは、「六月の恵み」と題してこのブログにも。画像はこれでしたね。

s-2014-06-10 09.01.00

そして、その種を残しておいて、焼酎に漬け込んだ時の写真がこれ。

shikomi

 

すっかり忘れてしまっていて、もう一年近く経っています。思い出したを幸いと、早速キッチンの奥から出してみたのが、冒頭の写真です。昨年のブログでも「いや、こういう使い途があったとは!」と感心しているのに、またもや失念。迂闊でした(笑)。

 

早速グラスに氷を入れてロックで少しだけ飲んでみました。おお!何と言えばいいのか、いかにも「漢方!」という感じの味です。でも氷砂糖を入れて梅酒のようにしてみたので、飲みやすい。

 

飲んだついでに、昨年調べたことも忘れてしまったので、もう一度WEBを見てみたら、やはりかなり良いようです、枇杷の種酒。アミグダリン(ビタミンB17)というものが、お茶にしたりする枇杷の葉よりもずっと多く含まれているんだとか。

 

アミグダリンには、血液浄化、抗ガン、鎮痛、殺菌などの作用があり、血液サラサラ効果や、花粉症、アレルギー性鼻炎、便秘や生理痛、肝機能改善などなど、色んなことが書いてありました。

 

うん、飲んでみて確かに「これは薬効ありそう」と感じられる味。苦いんだけど、身体に良さそう。人間の舌って、そんなものを感じるチカラがあるのかもしれませんね。

 

でも、こういうことって本当に知らないと勿体ないなあ、そうしみじみ思うのです。

 

植物の薬効成分を活かすという「漢方」という東洋医学のひとつの考え方は、昨今かなり見直されていますが、古来、日本人が駆使していたこのような智慧から、失われたものは大きいのではないでしょうか。

 

捨てれば生ごみ、活かせば漢方。我家の庭の恵みと一年という時間がつくりあげてくれた、抗ガン効果もあるという枇杷の種酒、これから毎年の行事にしていくつもりです。