炭火の時間

2014.5.3|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日から、多くの方は四連休になるのですね。私は休日にはたいてい志事しているので、このGWにも連休というのはありませんが、今日は家でゆっくりとさせていただきました。まあ、志事もしていましたけれど。

 

夕方から弟の家族も来ることになり、我が家の2階リビング外にあるバルコニーデッキでBBQなど、ということになりました。先日も書いたとおり、ほんの短いこの「外で美味しいご飯」の時期を少しでも楽しもう、という算段です。

 

炭を並べて火をつけ、熾火になってから上に網をかけ、素材を焼き始めます。その炭火の準備はたいてい私の担当で、今日も食べるよりずいぶん前からその作業を始めていました。

 

この「火の準備」というのも、ちょっと他に代え難いような、ゆったりと落ち着く時間なんです。炭火というのはそんなに一気に火がまわるわけではありませんので、少し時間をかけて火をつくっていくことが大切です。それがなかなか面白い。

 

小さい炭を中心にして火をつけ、中心から周辺へと徐々に火が広がり、全体が同じようなタイミングで熾火になるよう考えて、炭を配置していきます。これが結構楽しく、なんというか、無心になれるひとときなんですね。

 

この冬は薪ストーブの炎の世話もずいぶんやりました。それもとても面白いのですが、この「炭火を扱う」ことも、その直火から伝わる熱、そしてその美しい色合いもあいまって、ストーブとはまたちょっと違う魅力があります。

 

休みといえどもなかなか志事のことが頭から離れないという、ちょっと「志事中毒」の気があるんです。ですから時々、電波の届かない大自然の中に身をおいたりして、なかば強制的に頭をリフレッシュするのですが、この炭火づくりも、時間を忘れて無心になる方法としては、とても良い。

 

もちろんその後のBBQも楽しい時間なのですが、それをより楽しむ意味でも、しっかりと良い火をつくることは大事ですね。その「火づくり」自体が頭のリフレッシュとして楽しめるのだから、なんだか得した気分です。

 

太古の昔、人間は洞窟の中で火を焚いて獣から身を守り、同時に火を使った調理によって暮らしの質を高めてきました。その「炎の恩恵」は私達のDNAに深く深く刻まれていて、それがこのように「火を扱うと落ち着く」ということにつながっているのでしょう。

 

炭火をつくりながら、しばし無言で火を見つめ、そのうち頭のなかから雑念がなくなっていく。こんなアウトドアが楽しい時期の「炭火の時間」、私の大きな癒しのひとときを、今日もたっぷり味わっていたのでした。