熱のリフォーム

2014.1.23|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-01-22 10.59.33

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

池田で進めている、ハウスメーカーの家のリフォーム工事。内部の解体と天井の下地を終え、間仕切壁の下地と、外壁の開口部廻りの改修へと進んできていますよ。

 

冒頭の写真は、南側にあった大きな三連の掃出窓を、全て撤去したところです。すごく明るいですね。掃出窓が三つもあるのは、明るさの面ではよかったのですが、築30年以上経つ家ですから、サッシは当然のことシングルガラスでした。

 

きっとこれらの大きなガラスから、ずいぶんと部屋の熱が外へと逃げていたと思われます。外壁にも断熱材はありませんでしたし、壁とこのサッシのガラスからの熱損失で、暖房効率が良いとは言えない家でした。でも、当時はそれが普通だったんですね。

 

今回のリフォーム工事では、間仕切りの位置を変えて全く違った間取りにすることも大きなテーマですが、それと合わせて、外壁の断熱やサッシの入れ替えによる「家の熱環境改善」も大事なポイントです。

 

サッシは、KJWORKSが標準的に使っているペアガラスのものに変更し、掃出窓も左の2つだけにします。右側のひとつは、半分を壁にし、残りを今より小さな窓にします。窓が多すぎるのも、断熱という観点では望ましくありませんので。

 

新築でもリフォームでも、お客さまに「寒くない暮らし」をご提供することは、私たちの志事において常に実現すべき課題です。なかでもリフォームの場合は、元の建物の種類によって、その都度最適な断熱や開口部強化の方法を模索することになります。

 

池田のこの家も、「軽量鉄骨の家」に相応しい方法で、断熱を強化します。断熱材もさることながら、サッシの入替えによって、ずいぶんと開口部廻りの熱的性能は向上することでしょう。

 

今はこの現場は吹きさらしですから、とても寒いのです。でも、サッシを入替え、次に断熱材を壁の中に施工すると、現場の作業環境も一変します。大工さん、それまでもう少し、頑張ってください!

 

間仕切りの位置や仕上材、造付家具といった「見た目が変わるリフォーム」も、お客さまの暮らしの質を向上させる意味で大きな効果があります。でも、ただ見た目が良ければよいのではありません。

 

このような、壁や天井の内部や窓まわりの性能を向上させる「熱のリフォーム」も、完成してしまったらあまり目立ちませんが、見た目と同じくらい、とても重要な技術なのです。

 

それは、これからここで営まれるお客さまの暮らしの「心地よさの基礎」をレベルアップするもの、だからですね。