猫と子どもの道で

2013.12.14|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-12-07 14.25.45

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

先日、家づくりご計画中のお客さまを、計画地の近くに建つ木想家へご案内しました。住んでいる家、暮らしが営まれている家を見ていただくのが、一番イメージを掴んでいただきやすい、そう考えているからです。

 

家にお邪魔し、住まい手さんと話すことで、やはりとても「木想家の感じ」をわかっていただけたようです。見た目や雰囲気だけでなく、温度や湿度も含めたその家の「空気感」が伝わってよかった。住まい手のFさん、ご協力に感謝いたします!

 

さて、冒頭の写真は、この木想家の中央にある吹抜けです。その窓側に細い通路が設けられていますね。吹抜けだと窓が開けられない、カーテンができない、窓まわりの掃除ができない、ということでこのような通路を設けました。この家では、左側の窓の外に布団干し金物が用意されているので、その意味も。

 

こういう通路のことを、私たちは「キャットウォーク」と呼んでいます。元々は体育館や劇場などの建築で、高いところに設置した照明や設備などの調整、点検用の細い通路のことを言うのですが、住宅でもこういったある用途専用の細い通路は、そう呼ばれていますね。

 

このキャットウォーク、本来はそういう用途なのですが、子どもたちには「ちょっと怖くて楽しい場所」として映るようです。幅が狭いし、手摺はありますが結構抜けているし、しかも床がスノコになっていますから、確かにそうでしょう。

 

お子さんのお友達が来て、半分こわごわキャットウォークに出て、そこに並んで座っていたりしたなあ。住まい手のお客さまから、そんなお話をお聞きしました。なんだか、想像するだけでとても楽しそうな、可愛らしい光景です!

 

この家をお引渡ししてから7年。子どもたちもずいぶん大きくなって、もうそういうことはしなくなったようです。昨日と似た話になりますが、家族が歳を重ねていって、その暮らしぶりもまた変わっていくんですね。

 

でも、そう話してくださる住まい手のご夫妻の目には、このキャットウォークに、その頃の子どもたちの姿が見えておられるはず。家には「写真にうつらないもの」が積み重なっていく、と以前このブログで書きましたが、まさにそれですね。写真にはうつらない、でもご家族には見えるもの。

 

住まわれているお宅に家づくり計画中の方をお連れすると、空気感だけでなく、そういった部分も感じていただけます。「暮らしのうつわ」である木の家、ご家族の想い出と共に育っている木の家は、新築時よりもずっと価値がある。そしてその、他には代えられない価値が、これから家をつくる人に伝わる。本当に素敵なことではありませんか。

 

住まい手のFさんのご協力によって、今回はキャットウォークにまつわる楽しい想い出も、これから家を建てる方に伝えることができました。ご案内した私からも、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。