甘いかべ

2013.9.29|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日のことになりますが、朝の心地良い空気の中、茨木市のYdさんの家の現場で、お客さまと打合せをさせていただきました。もうこれが最後の打合せ、外構の仕様再確認です。

 

建物の中はもう決めるべきことは全て決めて、あとはそのとおりに施工していくだけ。大工さんの木工事は終了し、内装屋さんがローラー漆喰の下地シートを張っているところでした。

 

「壁が白くなると、ぐっと明るくなるし、さらに広く感じますね!」とお客さまにも大変喜んでいただきました。ありがたいことです。そして、その室内の雰囲気、建物の外観を前提として、外構の色や仕様をもう一度おさらいした、というわけですね。

 

外構の中身は事前にいくら決めていても、やはり建物ができてからでないと、お客さまにはなかなかイメージしにくいものです。「建物がこうなるのか」がお客さまにわかってから、再確認。それが納得の家づくりです。

 

さて、この木想家でとても特徴的なのが、その外壁の色です。お客さまのご要望で、少し濃い目の茶色にしているんですよ。奥様が兵庫県の香美町ご出身で、「焼杉」の色をイメージしたもの、というお話だったんです。

 

あまりビビッドな色だと家の雰囲気に合わないので、少し柔らか目の色サンプルをいくつもつくって、お客さまと一緒に決めました。結果、私たちも初めての、なかなかいい雰囲気に仕上がったと思います。

 

今だから白状いたしますが、私はこの壁を見るたびに、どうしても「ココア」か「ミルクチョコレート」を思い浮かべてしまって、なんか口の中が甘くなってくるような感覚だったのでした。

 

でもお客さまには、「甘い感じですね」とはちょっと言い出しにくくって(笑)、今までは口にしていなかったのですね。そうしたら、今回の打合せで、お客さまから逆にとっても面白いご感想をお聞き出来ましたよ。

 

昨日会って、外壁を見ながら、Ydさんの奥様が開口一番、こうおっしゃいました。

「こし餡みたいですよね!」

私は、あ、Ydさんは和菓子派だったか、と思ったのでした(笑)。

 

なるほど、そう言われてみればそうかも。なんて、段々そう見えてくるから不思議です。今まで、外壁の色であまりそういう食べ物関連の話になったことがないので、私たち自身もなんだか面白いです。

 

何より、お客さまの口調から、この外壁の色を気に入ってくださり、愛着を感じてくださっていることが伝わってきました。私たちが考える「納得の家づくり」がYdさんともうまく出来たかな、と思える瞬間でした。心から感謝ですね。

 

甘みを感じる外壁に身を包んだ、なんだか可愛らしい木想家。今日から、こう呼びましょう。

「こしあんハウス」。

Ydさん、皆さん、いかがでしょうか?