秋晴れの寺で

2014.9.21|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は午前中、少しスケジュールの空きができたので、祖父母と叔父の眠るお墓へ、お参りに行ってきました。お彼岸ですし、やはりこういうことはきちんとしておかないと何だか気持ちがすっきりしません。

 

ここは松原市丹南にある山口家の菩提寺「来迎寺」さんです。この春のお彼岸にもこのブログに書いたとおり、行基が開いたと言われる由緒正しい名刹なのです。

 

そして旧丹南藩当主高木家の菩提寺でもある来迎寺。私の父も子供の時にはここで遊んでいたと聞きますし、私も小さい頃からもう何度となく訪れています。

 

そのせいか、ここに来ると非常に心が落ち着くような、気持ちが安らかになるような、ちょっと他の場所とは違った空気が流れているように感じられる、そんなスポットなんですね。

 

今日も良い天気の中、また来迎寺さんにやってきました。本堂の手前の石灯籠の脇には、毎年咲く彼岸花が、今年も真っ赤に色づいていました。やはりこの独特の空気が、とても気持ちがいい。何なのかなあ、この感覚は。

 

「彼岸」という言葉は「向こう岸」という意味ですが、仏教でいうところの彼岸は「人々が欲や煩悩から解放された世界」というような意味だそうです。理想郷、西方浄土ですね。

 

太陽が真西に沈むこの時季に、西方浄土を想って夕陽に礼拝する、そんな行事から春秋のお彼岸が生まれたのだとか。なるほど、だから浄土におられるご先祖のお墓へ参るのでしょう。

 

私もまた、祖父母や叔父に手を合わせ、近況の報告もしてきました。そして彼岸花を眺めつつ、この古刹の空気をいっぱいに吸い込んで、何かとてもほっとして帰ってきた次第。

 

日頃なにかとバタバタと落ち着きなく動いている自分、今年は特に阪神のオープンもあって、少し気持ちが乱れがちだったのかもしれません。

 

彼岸のお墓参りというのは、日本人にとって、ご先祖とのつながりを意識し、そしてその末裔であるいまの自分のあり方を見つめなおす節目にもなっていたのだろうか。

 

秋晴れのお寺で、そんなことをふと思い浮かべていました。少なくとも今日の私には、そんな意味をもつ佳き時間になってくれたようです。