積みかさなりを贈る
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。
今日はKJWORKS阪神の現場確認を終え、近くでおこなわれているイベントへ少しおじゃましてきたんです。『アシヤイチギフト』という名前の、ギフトセットを販売する催しでした。
このブログにもう何度もご登場いただいている、芦屋の無垢の木の家具屋さん「Jqualia」の松下さんからお誘いいただいたこのイベント。その元は「あしや・いち」という、芦屋の人気店が集まって年に一回おこなわれる青空マーケットイベントです。
私も去年初めて「あしや・いち」に参加して、楽しませていただきました。その後「あしやいちナイト」という、その中での飲食店が中心となった「食」のイベントがありましたので、今度は物販のお店が中心となって開催されているんですね。
いくつかのお店が参加し、それぞれのこだわりの商品を持ち寄り、それを組合せ、詰め合わせてギフトセットをつくる、というもの。商品の間に関連付けがあって、なかなか面白かったのです。
店舗の職種はさまざま。Jqualiaさんはもちろん木の小物。他にも喫茶店、器のお店、布モノのお店、パンのお店、美容関係のお店も。それぞれの得意技を上手にセットにすると、とても面白いものが出来るのですね。
冒頭の写真はそのほんの一部。Jqualiaさんの木の小物を入れて詰め合わされたセットたちです。木のカップホルダーとコーヒー豆、パンと木のお皿、木の時計と靴下など、色んな組合せがありましたよ。
ちなみに、主催者のFacebookページを見ると、こんな文章が。
「時間の流れが早い日々の中 少し立ち止まって 木漏れ日を感じるように 大切な誰かのことを思い出す時間をお過ごしいただけたら嬉しいです」
なるほど。私もそのギフトセットたちをじっくり見ることを楽しませていただき、そして「これをあの人にプレゼントしようか」と、微笑みつつ思案する時間をもつことができました。
それぞれにメッセージが添えられたギフトセットたち。つくった人、それを組合せた人、それぞれの想いがそこに重なっているのが感じられます。それは、お中元などの「商品詰合せ」とは全く次元の違うものですね。
その組合せの妙を楽しみ、そこに想いが積み重なっていることを感じる。そしてそこに自分の想いも重ねて、贈る。プレゼントを受け取った方の心に響くのは、モノそのもの以上に、そこに積み重なっているもの、なのではないでしょうか。
ものを贈る、ということの大切な部分がよく見えたような気がした、そんなイベントでした。お店の皆さん、一日ご苦労さまでした。楽しませていただきました!