窓の中の窓

2014.1.25|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は冒頭から、窓のアップの写真が出てきましたよ。実はこれも、最近のショールーム見学で知った良いものなんです。少しこの窓についてご紹介しましょう。私とメーカーの方が写っていますが、それはスルーということで(笑)。

 

この窓、実は窓ではありません。???いや、窓は窓なんですが、いわゆる普通のサッシではないんです。これは、窓の内側に設置するもうひとつの窓。このような製品を「インナーサッシ」と呼びます。

 

では、インナーサッシって、何のためにあるのでしょう?窓の内側に窓をもうひとつつける意味、それは、一昨日のブログとも関連しますが「熱のリフォーム」のため。家の温熱環境改善のために使うものなんです。

 

一昨日のブログ記事で書いたリフォームの木想家では、外部のアルミサッシは、撤去して取り替えでした。でも、元の家のかたちや構造によっては、既存の窓を撤去することが難しい場合があるんです。

 

たとえば、コンクリートのマンションなどもそう。サッシを撤去しようとすれば、両側のコンクリートを壊していかないといけません。それはかなりの「オオゴト」です。実際にはかなり難しいと言っていいでしょう。

 

でも、シングルガラスのサッシには結露がびっしりついて… というような話を、マンションのリフォームではよくお聞きします。なんとか、サッシ部分の断熱性能を向上できないか、というような時に検討対象となるのが、このインナーサッシです。

 

本来のサッシがシングルガラスでも、その内側にもうひとつ、ペアガラスを仕込んだこのインナーサッシを取り付ければ、合計3枚のガラスが入ることになり、熱的性能は格段に向上します。断熱リフォームのための優れた製品なんですね。

 

といっても、このインナーサッシという製品は、以前からありました。私が今回「これはいいな」と思ったのは、写真のものが「木の窓」だったからです。パイン材を使った、無垢の木の窓。

 

従来のものは大体が樹脂製品で、今一つその質感が、私は気になっていたのです。あまり、好きになれないのですね。でもこの木のインナーサッシなら、逆に金属のサッシの内側に付けることで、「木の家に大変身!」のリフォームに一役買ってくれそう、そう思えたのでした。

 

インナーサッシを付けると、断熱性能は向上しますが、その代わりに「窓を2回開ける」ことになります。ですから、できればサッシを高性能なものに取り換えた方がよいのでしょうが、それが難しい場合には、かなり威力を発揮してくれそうですね。

 

リフォームの場合、元の建物のあり方によって、出来ること、出来ないことがあります。ですから新築以上に、色んな「うまいやり方」の手数をもっておく必要があるんです。今回はそのひとつになりそうな良い製品を知ることが出来て、ちょっとほくほく顔の私なのでした。