端正ということ

2014.4.18|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

IMG_9418補正

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

石垣島を中心とした八重山の島々への社内旅行を終え、本日からまた「暮らしの実現」の志事に邁進です!休み明けの今日は、彩都「くらしの杜」からほど近い木想家へと、メンテナンスのお話でおじゃましてきました。

 

冒頭の写真、このお宅の2階「家族の間」です。屋根なりの勾配天井をもった、とっても素敵な空間でしょう?右奥がリビング、手前はキッチンがそのまま伸びてダイニングテーブルになり、向かい側は椅子の高さの畳座。

 

ダイニングの向こうには広いバルコニーデッキが広がっていますね。南に向かって大きな窓が開き、非常に明るく、開放感にあふれた、何ともいえず心地よい場所です。

 

この木の家のインテリア、全体的にローラー漆喰の白が際立つ空間ですね。木の柱や梁は、あまり見えすぎないように抑え、全体的にすっきりとした見え方になっています。畳座があっても、和風の雰囲気は感じられません。

 

実は今日、この空間を久しぶりに体感させていただいて、そのきちっとした構成に、とても新鮮な感じを受けていたんです。自画自賛になってしまって申し訳ありませんが、「うわ、かっこええ!」と感じました。

 

考えてみると、この3日間、八重山の古い民家を見たり、大自然に身を置いていたりして、あまり「直線」というものを感じていなかったのでした。また、このような漆喰の白も、ほとんど見ることがなかったんです。

 

そういう自然曲線やアースカラーの中でしばらく過ごした私の眼に、いつもつくっているはずの木想家のすがたが、今まで以上に「シュッとして」見えたのですね、きっと。人間の眼とは面白いものです。

 

家族の間でしばらく時を過ごしながら、頭には「端正」という言葉が浮かんでいました。辞典によれば「姿・形や動作などが正しくてきちんとしていること。また、そのさま」。ちゃんとした志事、ということです。KJWORKSの木の家は、端正な姿でありたい、そう思いますね。

 

白くシャープですっきりとした印象の家と、木を多用したアースカラーの素朴感ある家。そのどちらが良い、ということはありません。どちらにも「端正」はあるはずですし、私はどちらも好きです。八重山の古民家もとても端正な姿をしていました。

 

私どもに木の家をご依頼くださるお客さま方にも、当然それぞれのお好みがおありです。それぞれの家でそのお好みに応えるべく、KJWORKSスタッフは、色んな木の家のあり方を知っておかなければなりません。

 

今日はそんなことを改めて思いましたし、八重山の気候風土に建つ良き民家、彼の地の人々の暮らしの一端を体験できたことも、その意味で非常に価値があったと感じました。

 

色んな地域で、その地ならではの「端正」を肌身で感じてくることは、木の家のスタイルという引出しをさらに豊かにしてくれます。自分の眼にこびりついた「慣れ」を洗ってクリアにしてくれた今回の旅に、感謝ですね。