素材との巡りあわせ

2013.11.7|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-11-06 11.33.51

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

川西市のほうでスタートしたマンションリフォーム工事。以前このブログで「あたらしい物語」と題して書いた、あの素晴らしい眺望が広がるマンションです。その一室を、木の家にするプロジェクトなんです。

 

今回のリフォーム工事のメインは、家族の間を自然素材の部屋に生まれ変わらせること。その主役となるのが、無垢の木の床。これが素晴らしく美しい、カバ材の床なんです!

 

実はこの床材、ずっと以前に仕入れて在庫し、その後使ってきたのですが、在庫の材料の場合、最後にどうしても、使い切れない感じで、中途半端な分量が残ってしまいがちになります。

 

特にこのカバ材はとても良い色で、その後同じような材が入ってこなかったこともあり、家一軒分にはとても足らない、15帖分くらいが最後に残っていました。そして1年以上、使うタイミングがなかったんですね。

 

私はそれを知っていたし、自分自身とても好きな材でしたので、今回のリフォームのご計画をお客さまからお聞きして、その家族の間の面積を知って、もう即座にこの床材をおすすめしました!

 

幸いお客さまも気に入って下さり、この家族の間は、赤みを帯びたカバ材の床が敷き詰められることになったという次第です。それが今回の現場確認で、ついにその姿を現していたんです。

 

冒頭の写真がそれですが、まだワックスが塗られていなくても、その赤い美しい色がおわかりいただけますでしょう?なんとも言えず美しい、よい板なのです。これがワックスで濡れ色になると、さらに素晴らしい味わいを醸し出すんですよ。

 

今回、現場でその床の美しさに惚れ惚れしつつ、思いました。このマンションのリフォームで使ってもらうために、この板たちはKJWORKSの倉庫に一年以上眠っていたんだなあ、と。

 

家づくりをする方々と、その家に使われる素材との出会いというのは、本当に何かの運命、巡りあわせなんだなあ、そう感じるんです。双方が、そのタイミングで、KJWORKSという場所で出会うこと。それはきっと、「たまたま」ではないのでしょう。

 

この出会い、この巡りあわせによって、カバの床材はこの部屋を素敵に彩ってくれることになりました。その出会いのお手伝いができて、本当によかった。これから仕上がっていく、ローラー漆喰の白い壁とのコントラストが、今からもう楽しみで仕方ない私なのです。