素材の共演

2013.7.16|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日のことになりますが、くらしの杜から歩いていける直近の木想家「Hgさんの家」で、「お引渡し前の木の家を見る会」が開催されました。

 

この家のことは、担当の森や大村が色々と書いていますが、2階リビングの開放感と眺望が素敵な木想家です。気持ちのいいリビングの写真は、こちらをご覧ください。

 

私も昨日の会にはスタッフ参加させていただきました。そこでイベントご参加のお客さま方に家づくりのことをご説明し、また色んなお話をさせていただきながら、私自身が、「ああ、いいな」と思った場所がありました。

 

それが冒頭の写真。1階の洗面コーナーの様子です。この感じ、とても清潔感があって、しかもそれぞれの素材がうまくマッチして、素敵な場所になっていたんです。

 

カウンターは人造大理石。なんとも言えない可愛らしいデザインの水洗カランは、「三栄水栓製作所」の製品ですね。この名前、ご存じない方が多いと思いますが、TOTOやLIXILにはない、とても個性的な製品を多くもつ、なかなか面白いメーカーなんですよ。

 

最近は「シングルレバー」という、ひとつのハンドルで水とお湯の切り替え、水量の調節ができるものがほとんどになってきていますが、昔ながらのこの「まわすカラン」が私はとても好きですし、それがまたこのような愛嬌ある姿にデザインされていると、何だか嬉しくなります。

 

左右の壁仕上げはローラー漆喰。そして正面の壁だけが、ガラス質のものを織り交ぜたモザイクタイル張り、となっていますね。これがまた、とてもよい感じのタイルでした。

 

そしてそこに、写真では右側に少し見えますが、木製の棚が、ちょこんと付いています。それ以外が硬めの素材の中で、少しだけある木の部分。そのバランスがとてもよかったのですね。

 

木の家だからといって、これでもか、と木ばかり使った家は、それが好きな人にはいいのですが、結構「重たい」感じになりがちだと思います。どちらかと言うと「すっきりした木の家」を良しとする私としては、木と他の素材とが、その「質感」をもってうまくバランスをとるのが、好ましいと感じますね。

 

そんな意味で、この洗面台廻りは、金属、人造大理石、タイル、漆喰、(鏡の)ガラス、無垢の木がほどよくバランスをとって存在してくれていたように思われました。

 

そのような場所づくりは、お客さまと担当者とが時間をかけて検討してきたはずです。自分自身は全ての木想家においてそのようなところまではタッチできませんが、他のスタッフがお客さまと共同でつくりあげたこのような素敵な場所を発見すると、やっぱり、とっても嬉しくなるのです。