苗のおふとん

2013.12.17|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2013-12-17 12.57.25

 

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、先日「森を繕う」で書いた植樹エリアのメンテナンス、その仕上げをおこないました。またも植樹指導のエスペックミック吉野さんにお越しいただき、スタッフ5名と一緒での作業でした。

 

前回時間が足りなくてできなかった、枯れてしまった部分の苗の補填と、稲藁の敷き詰め、そして藁縄を張って藁の固定、という順でおこないました。なんとか無事完了です。

 

一旦縄を解き、敷き詰めてある藁をどけて、土を掘り返してヒルガオの根を取る。そして苗の補填をし、また藁、藁縄。この、藁を敷き詰める部分が結構面倒なのですね、正直。

 

でもこの稲藁が、苗にとって非常に大切なのです。冒頭の写真はその完了風景。古い藁を戻して、足らないところに新しい藁を敷き詰めているので、色がまだらになっていますね。藁を敷き詰めるのには、三つの意味があるんです。

 

ひとつめは、雑草が生えるのを抑える意味。しかし、残念ながら今回はヒルガオの猛威にやられてしまいました…。それで今回の捕植となったわけです。

 

二つ目は、土の水分が蒸発するのを防ぎ、さらに藁そのものでも水分をある程度ためておくこと。苗のための「保湿」ということですね。これも、今年は空っ梅雨と猛暑に負けてしまった、という次第。

 

以上の2つは、時期も合わなかったのでしょう、残念ながら今回うまくいきませんでした。その反省を込めて、今日はさらにしっかりと藁を補填しましたよ。これから冬の間、ちゃんと苗を守ってくれますようにと。

 

そう、藁敷きのもつもうひとつの意味は、土中の温度が上がり過ぎたり、下がり過ぎたりしないようにする「保温」なんです。これからの時期ですと「防寒」ですね。彩都の冬はずいぶん寒いですから、これも大切なことです。

 

そんなことを考えながら、寒風の中で藁を敷き詰めていると、なんだか苗に布団を掛けてあげているような気分になってきました。かなり苗たちに情が移っているのです、ワタクシ(笑)。

 

新しく植えた苗は、お布団にくるまれて、冬の間にじっくりと根を広げてくれるでしょう。そして今回なんとか生き残ってくれた苗は、さらに強く、大きく!

 

次の春、苗たちがひとまわり逞しくなってくれるのを、祈るばかりです。