要を受け継ぐ

2014.12.29|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日に引き続き、お餅の話題におつきあいくださいませ。今日は午前中KJWORKS阪神の大掃除、午後は帰宅して自宅の大掃除と大忙し。夕方から、実家でのお餅つきがあったからでした。

 

両親と弟家族と一緒に、皆でお餅をつくのが年末の恒例行事。今日も総勢10人で、久しぶりの会話を弾ませながら、楽しくお餅を丸めました。関西のお餅は、やはり丸餅。これが終わらないと正月を迎えられない、そんな我が家のイベントなんです。

 

昨日とは違って山口家の場合は、もう25年もずっと頑張ってくれている「餅つき機」によるものなんです。なので、つくこと自体にはなにも労力はいりません。餅米と水をセットして、スイッチを入れるだけ。

 

しかし、機械によるお餅つきは、蒸しあげて即つきに入るので、出来上がりがすごく熱々の餅になります。これを機械から取り上げること、そしてそこから小餅の大きさに絞ってちぎり分けるのは、結構むずかしいんですよ。

 

それともうひとつ、小餅と別に鏡餅と三宝のお餅もつくります。これはただ食べるだけではなくて、形を上手に整えないといけませんので、ちょっと難易度が高いのです。

 

私が大学生の頃から、この機械をつかって餅つきをやっています。そしてこの餅の取り上げとちぎり分け、お鏡の餅づくりは、ずっと父の役目でした。私と弟は、家庭をもってからも、やらせてもらえなかった。

 

私も弟も、小餅を丸めるのはとても上手になりましたが、この難しいところはずっとやらずに、年に一度のこの餅つきの日を過ごしてきたんです。それが父が還暦を越え、70歳に近付いた頃から、ようやくその役目を少し譲ってくれるように。

 

自分の家の鏡餅をつくることも、最初はうまくいきません。なんといっても年に一回しかやりませんから、上達も遅い(笑)。ようやくこの頃コツがわかってきた感じなんです。

 

そうしたら今年は、餅の取り上げと小餅へのちぎり分けも、全部で六升つくうちの半分は私がやることになりました。初めてのことでなかなか苦労しましたが、ずっと見てきて頭に入っているからか、まずまずの出来でしたね。

 

大事な部分は人任せにせず自分でやる、という頑固者の父親の姿をずっと見てきた私としては、今日はちょっと意外だったとともに、正直なところ少し寂しいような気にもなったのでした。

 

でも、小餅づくりは私が子どもたちに教えながらやっているのだし、今度はお鏡や三宝なども、徐々に子どもたちに教え、時間をかけて「家のやり方」を伝えていくものなんですよね。

 

餅つきの要の部分も私が受け継ぎ、そして子どもたちにもそのうち受け継いでいってもらうこと。関西に住む山口家の年末の恒例行事を、はじめて「継承」という見方で見たような気がした今夜でした。