違いを超えるもの

2015.7.9|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2015-07-09 15.43.15

〈木の空間でのプロフィール写真撮影も3回め。今日は機材もいくつか入りましたよ。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は午後から、KJWORKS阪神の事務所で「ナチュラルメイクレッスンとプロフィール写真撮影会」がおこなわれました。主催は貴多みのりさん、カメラマンはstudio mapleの多田直さんです。

 

この「木の空間」にプロが入ってプロフィール写真を撮影されるのはこれで3回目。メイクレッスンして写真に写るのは当然みな女性ですが、今回はカメラマンが男性であるというのが、今までと違いました。

 

多田さんもメイクレッスンが終わるころに登場、私もその間は用事で中座していました。やはり、男性としては気を使うべきところですよね。そしてその後の撮影、まずは冒頭の集合写真をパチリ。

 

その後ご参加の皆さん5名さまの撮影が順におこなわれたのですが、見ていて私には色々と感じられるものがありました。それはやはり、メイク後の女性の写真を男性が撮影する、ということについてです。

 

今まで2回の撮影はカメラマンも女性でしたから、何ということもなくすんなりと撮影に移り、ごくごく自然に、撮る側と撮られる側の間に気を許した感じの雰囲気が。とても安心感があるんです。

 

でも、男性カメラマンに撮られるとなると、別に違いはないと言っても、やはりちょっと身構える感じになるのが、普通ではないでしょうか。写真というのはかなり自分をさらけ出すものですから。

 

私が今日感じたのは、そのことに関して多田さんが、色んな術をつかって被写体の女性にリラックス、安心してもらえるよう工夫されている、ということでした。とにかく話をしながら、笑顔を上手に引き出しておられる。

 

また今日は「撮影機材」もいくつか入っての撮影となって、これも初めてのこと。多田さんの撮影についての考え方もあるでしょうが、別の側面として「こういう機材もきちんと使って撮るから、大丈夫ですよ、私におまかせください」という意味もあるのでは、なんて思ったり。

 

私がそういうことを思うのは、自分自身の志事にちょっと似た事情があるからです。家づくりの打合せにおいて、色んな決定事項に主導権をもたれるのは、やはり奥さまであることの方が多い、という事情が。

 

家には「衣食」についての家事があり、その打合せでは主に奥さまという女性に共感をもっていただくこと、安心していただくことが非常に大切です。実は昔、あるお客さまに、「そちらに女性の担当者さんはおられないんですか?」と言われたことがあるんです。

 

そんな苦い経験から、極力その男女の違いというところを感じさせないで、「私の味方」と感じていただけるように心がけてきました。私が料理をしたりするのもそのひとつだし、収納や家事動線の智慧を色々身につけるようにしているのもそうです。

 

いわゆるテクニックは色々あるし、それは憶えていけばいい話なのですが、最も大切なのは、そういう智慧やテクニックを身につけた自分から、お客さまの女性に自然と伝わる「安心感」だと思うんですね。

 

今日はなにか、多田さんの所作や言葉から、ちょっと自分に通じるものを感じたというわけなんです。やはり、違う職種の志事をじっくり眺めるのはよいものですね。今日は撮影される側も、そんな歩み寄りができる素敵な淑女の皆さんだったのでなおさらでした。

 

男と女はやはり同じものにはなれないし、違いを心得た上での相互理解と思いやりをもってこそ、そこに「一座建立」が成る。男女の違いを超えるものはやはり「あなたの力になりたい」という想い、なのでしょうね。