郷土料理の旅

2013.3.4|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

『ようこそイタリア スローフードの旅』 池田律子著 阪急コミュニケーションズ

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。今日は料理の本のご紹介を。

 

私もたまに料理をしますが、たいていイタリアンなんです。和食も食べるのは好きですが、まだ私の腕ではなかなか…。イタリアンが簡単というわけではないのですが、私には相性がいいのでしょうか。

 

この本は、イタリアのリストランテやオステリアを旅して回った「旅のグルメ本」です。その取材方針は文面によると以下の通り。

・郷土色の強い地元素材を大事にした料理を出すこと

・予算が40ユーロ以下であること

・そしてもちろん旅するだけの価値がある美味しさであること

 

この「郷土色の強い地元素材を大事にした料理」というところが面白いのですね。日本にもその土地の風土と地産の素材を使った郷土料理がたくさんありますが、イタリアも全く同様の郷土料理がある、ということがビジュアルでよくわかるのは、とても楽しいです。

 

イタリアの各州にそれぞれの章が割り当てられています。ピエモンテ州、トスカーナ州、シチリア州、ロンバルディア州などなど。そしてそれぞれに何軒もの店が、その地元料理を競っています。どれも地元の人たちが愛する「ふるさとの味」なのでしょうね。

 

地産地消のスローフード。いま日本では流行りのようによく言われていますが、本来はそれがあたり前。イタリアでもそれは同じのはずです。そんな店ばかりなのですから、美味しくないはずがありません。

 

見ているだけでお腹が鳴ってくるこの本、私もちょっと借りて帰って、何か真似してつくってみようか。レシピも載っているのでついその気になるのですが、それは最もこの本の趣旨「地産地消の美味しさ」からは遠い話になりそう。

 

それが少し悲しいですが、やはり美味しい食事について書かれたものを読んで色々と想像するのは、心の健康にとてもよろしい。この本はそう言ってくれているように思いました。