鉄の看板

2012.10.4|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

今日、以前からご依頼されていたお店の看板(サイン)が仕上がって来ました。なかなかいい感じでしょう?

 

アイアンの板に「Berry Farm」の文字。そう、これは以前「クッキーがとりもつご縁」という記事で書いた、木想家にお住まいのお客さまがやっておられる美味しいコーヒークッキーのお店のサインなんです。

http://kjworks.hyogo.jp/3189.html

 

コーヒークッキーが入っているガラス瓶に貼られているラベルと同じデザインで、というご依頼でしたので、四角い板の角を丸く切り取り、中に一本ラインを入れて、そして「抜き文字」を施しています。

 

元のラベルデザインにも、デジタルデータがあったので、それをいただき、アイアンの工房さんへお送りして製作していただきました。いや、便利な時代になりましたね(笑)。

 

でも、紙に印刷するラベルのデザインと、アイアンの抜き文字とでは、少し違いがあります。このサインで言うと、周辺のラインと、文字の「B」のところ。

 

抜き文字では、抜いたラインが丸く「輪」になってしまうと、中の部分が落ちてしまうので、少しだけ周囲とつながった部分を残さないといけない、というわけです。でも、そこがまた如何にもアイアンでつくった、という感じで、いい味を出していますね。

 

私には、あのコーヒークッキーのほろ苦い「大人の味」が、このサインのもつ雰囲気と、とてもよく似合っているように感じられます。

 

木ではなく、真鍮でもなく、アイアンでつくったのは正解でしたし、それをご希望されたお客さまのセンスにも、改めて敬服した次第であります。