鐵の誘惑

2015.5.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

薪ストーブの店「フィリズ」に並ぶ鋳物たち

〈薪ストーブのお店『フィリズ』に並ぶ鋳物製品たちです〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

箕面市の彩都にあるKJWORKS本社「くらしの杜」には、薪ストーブのお店もあります。先日会議で行った時、そのお店で色々とグッズを物色していたので、今日はそのことを。

 

薪ストーブとその関連グッズのお店は『フィリズ』という名前。お店に入ると、ストーブ以外にも重厚感ある黒いモノたちが、写真のように木のインテリアの中で魅力のオーラを放っています。

 

この黒いモノたちは、鋳鉄による調理器具類。鋳鉄というのは鋳物(いもの)、すなわちどろどろに溶けた鉄を型に流し込んでつくる鉄製品で、その鉄の厚みが特徴だといえるでしょう。

 

岩手のOIGENこと及源鋳造による南部鉄器の急須や鍋、スウェーデンのシェップスフルトのフライパンやキャセロール、北海道の臼井鋳鉄のジンギスカン鍋などがずらりと並んでいます。

 

いやもう、どれもすごい「素材の力」をもっていて、見て触っているだけで楽しい。いつも思うのですが、鋳鉄の製品は、「鉄」という字よりも旧字の「鐵」という字がぴったりですね。この旧字は訓で「くろがね」ですし。

 

前にも書いたかもしれませんが、この「鉄」という字を嫌う鉄関係の会社が、相当数あるのをご存知でしょうか。それは「金を失う」と書くから縁起が悪い、と。その場合は旧字体か「金に矢」と書いたりしていますね。私も旧字体のほうがずっと好きです。

 

これらの「鐵」の調理器具は、薪ストーブクッキングに使えるということで展示販売されているのですが、もちろん普通のガスコンロでも使えます。私も少し料理をたしなむため、ここに来るたびに色々チェックしている、というわけなんですね。

 

どれも、「オレを使って料理したら美味しいぞお」と私に語りかけてくるようで、すごい誘惑。しかし手間ひまかけてつくられている本物ばかりですので、値段もそれ相応です。色々考えながらじっくり選ぶのもまた楽し、ですね。

 

実は私、事務所で使うのに狙っているモノがあるんです。それは「スキレット」と呼ばれる鋳物のフライパン。調理器具がそのまま食器で食卓に出せて、ジューっといっている熱々の「事務所ごはん」…たまりませんね!

 

はい、鐵の誘惑と食の誘惑に私が降参するのも、おそらくもう時間の問題かと思われます(笑)。