防犯の小道具たち

2014.12.23|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-12-23 14.10.05

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は、先日ナラの無垢板を床に張るリフォームをしたお宅へと、再度伺ってきました。実は床板と玄関ドアのほかにもやるべきリフォーム内容があったんです。今日はその仕上げに。

 

やるべきこと、というのは、このお宅の「防犯対策」です。実は最近このご近所で空き巣が多発しているということで、できればそれに備えたい、というお客さまのご要望にお応えする内容でした。

 

お客さまから相談を受けて現状を確認し、私が「改善可能」と判断したところは3点。ひとつ、門扉がとてもスケスケでオープンであり、鍵が壊れていること。ひとつ、インターフォンにカメラが付いていないこと。ひとつ、外部の照明が常夜灯のように点いていること。

 

それをお客さまにお話し、かなり傷んでいた門扉を取り替え、インターフォンの機器をカメラ付きに取り替え、そして外部の照明を「人感センサー」付きのものに取り替える工事をおこないました。今日はその電気設備業者さんによる機器取り替えだったんですね。

 

空き巣狙いの対策としては、やはりSECOMのようなセキュリティシステムが効果は高いと思いますが、そこまではやらないまでも、犯人に対して「心理的なバリアを強化する」という方法もあり得ます。

 

門扉が鍵付きで少し閉鎖的であるだけでも意味はありますし、インターフォンにカメラがついていれば、今の機種はほとんど「自動録画」の機能がついていますから、犯人が躊躇するという意味で、対策にはなっているはず。

 

そして、「人感センサー」が内蔵された外部照明を付け、人が近くを通ると光るようにするのも、夜の防犯には効果があります。今回は道路際ではなく敷地内で、近隣の方にご迷惑をかけないよう設置しました。

 

冒頭の写真は新しくなった門扉を内側から見たところ。今までよりは少し閉鎖的な感じで、しかし完全にシャットアウトしないようなタイプのものを選んでいます。

 

門扉やインターフォンや外部照明。どれもこのお宅が出来た頃よりは、格段に進歩していて、防犯という視点が多分に組み込まれています。床と玄関ドアのリフォームに合わせて、物騒な近隣情勢をふまえてこれらも合わせて改善されたのは、お客さまの暮らしの上でとても意義があったと感じます。

 

セキュリティシステムの採用までいかなくても、これらの「防犯のための小道具たち」を新しくし、性能を向上する。それは、素材による質感の向上とはまた別の意味での「安らげる暮らしの実現」に他なりません。

 

木や漆喰などの素材づかい、開口部や断熱の性能アップと合わせて、このような機器の力も使いながら、お客さまに安らかに暮らしていただくためのファクターを増やす。それらを偏らずにかたちにすることこそ、家づくり工務店の志事だと思う次第です。