雨に濡れずに

2014.1.29|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

2014-01-29 10.06.43

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はよい天気でした!朝から池田の現場2軒、進捗確認にまわってきましたが、快晴だと気分も爽快ですね。新築とリフォームそれぞれの現場は、どちらも工程通り滞りなく進んでおります。

 

ご覧の写真は、新築木想家の入口廻り。玄関の木製製作ドアが開いています。玄関ポーチは、家の外に付け足した形ではなく、1階の一部が凹んだ形になっていますね。

 

周りの壁が黒いのは「ラス紙」と言われるもので、その上に張り巡らされたラス(金網)とセットで、左官仕上の下地となります。この上に下地モルタルが塗られていくんですよ。

 

さて、この写真を撮っている私が居る場所が、この家の駐車場です。この家はかなり敷地いっぱいに建っていて、駐車場も余裕はあまりありません。建物以外のスペースは、南側のお庭に最優先で割り振られているんです。

 

実は今回、お客さまのご要望で、「雨の時になるべく濡れずに車から玄関へ」とのお話がありました。しかし、駐車場に屋根を付けると、建ぺい率がアウトになるし、柱が立ってスペースをとり、駐車する場所がさらに小さくなってしまう…。

 

それをふまえたKJWORKSからの今回のご提案が、この写真に写っているんです。まず玄関ポーチを凹んだ形にして、雨掛かりをなくすこと。運転席のドアのすぐ横がポーチになるようにすること。そして、車に向かって大きな庇を張り出すことです。

 

庇であれば、柱は要りません。駐車場のスペースに影響を与えることなく、ドアから玄関までのルートには屋根がある、という状態にできる、というわけですね。

 

そしてその庇の天井とポーチの天井は、ひと続きの板張り仕上げです。赤松の無垢板がとても美しく、いい雰囲気に仕上がっていて、今日はしばし惚れ惚れと眺めていました!

 

ちなみに、車から降りたらまっすぐ進んでドアですが、外から歩いて帰ってくる時の門扉は、玄関ドアの左側にあります。車があっても入りやすいように、この玄関ポーチは二方向から入るように計画されているんです。

 

これらは全て、「駐車場スペースにあまり余裕がなく、車と建物とが近くにある」という、いわば不利な条件を逆にうまく活用したかたちでの「暮らしのご提案」となっています。

 

敷地の中に建物以外の余白をどうとるか?余白とは第一にお庭、第二に駐車場。敷地の条件が厳しい中で、それを上手くクリアするようなアイデアがこうして形になってくると、なんとも言えず嬉しいものなんです。