雨のよしあし

2013.8.23|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日の午前中、彩都「くらしの杜」には、久しぶりに、雨が降りました。この前降ったのは、確かお盆よりも前のことでしたから、本当に長いこと、降っていなかったんです。

 

以前にも書きましたが、この4月に植樹した苗たちは、からっ梅雨で一度目、そしてこの猛暑の日々で二度目の打撃を受け、弱ってしまっています。私もお盆には世話ができず、先日ようやく水遣りをすることが出来ましたが、やはり雨のようなまとまった量はやれず、付け焼き刃的な効果にしかなりませんでした。

 

ですから、今日の久しぶりの雨は、苗たちと私にとっては、恵みの雨だったのです。植樹5年の「鎮守の森」と4年の森でも、すっかり弱ってしまった樹々たちが、雨を吸い込むように潤いを増していくのが、見ていてわかるほど。

 

ただ、大阪ではそんな「久しぶりの雨」だったのですが、かたや日本海側、東北、北陸などでは局地的な豪雨が住民に深刻な被害をもたらしています。ニュースで見るたび、胸が痛みます。ですから今日の雨も、手放しでは喜べない気持ちもあるんですね。

 

夏といえば、日中は太陽が照りつけて、そして入道雲がもくもくと湧き上がったと思ったら、スコールのような夕立が街を濡らし、気温を下げてくれる。そういうものだったのでは?昨今、すっかりそういう日はなくなって、かたや雨がない記録的な猛暑、かたや局地的豪雨による水害。気象の「振り幅」が非常に大きくなってしまっていることを感じます。

 

今日の午前中は「恵みの雨」でしたが、関西でも今夜から明日にかけては大雨になるおそれがあるとのことで、そうなるとまた別の心配をすることになります。KJWORKSは工務店ですから、お客さまの家にも影響を及ぼす可能性のある激しい風雨には、常に注意が必要です。

 

人間というものも勝手なものだ、という気もしますし、大自然の猛威に対して人は無力だ、という思いもあります。人間には手の打ちようがないこの異常気象は、でもやはり、人間が引き起こしたものなのですね。

 

結論めいたことは私には書けませんが、ネガティブになっている場合でもありません。地球環境に負荷をかけないことを、皆が一緒に推進していくしか、このバランス崩壊を食い止める術はないと思います。クリーンエネルギー利用、CO2削減活動といったものですね。

 

KJWORKSがつくる木の家も同じなんです。日本の森で大きくなった木を柱や梁に使って建物をつくり、CO2を固定する。そして、木を切った山には、また苗を植える。林業と建築が強く結びつくことは、環境負荷軽減に大きな意義があるはずです。

 

本来、雨に善し悪しはありません。でも、バランスが崩れている今、雨は悪者になっている。季節ごとの雨を愛してきたはずの日本人がこんなことでは、とても悲しいですね。

 

雨を悪者にしないでいい、自然な暮らし。そのためにも、自然の恵みである「木」でできた建物がもっともっと増えることを、私は心より、切に願うものであります。