雪とシャッポと冬楓

2014.2.6|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

火曜水曜と行ってきたKJWORKSカニ旅行、実は香住へ行く途中で、一箇所立ち寄った場所があったんです。それは、秋には紅葉の名所として知られる、丹波市青垣町の高源寺です。

 

バス旅の休憩を兼ねてのしばしの散策でしたが、いやあ、なんとも寒かった(笑)!!でも、雪もちらつき始めて、冬枯れの時期ならではの風情もあったので、私としてはなかなか面白かったのであります。

 

ここは鎌倉時代に開創された名刹で、秋の楓の紅葉はそれはそれは素晴らしいのだそうです。確かにすごくたくさんの楓がありました。しかも、枝垂れというほどではないのですが、枝が下へ下へと伸びている感じの樹々。

 

ちょっと変わった楓だなあと思って説明書きを読むと、これは「天目楓(てんもくかえで)」というものだそうですね。その名は、中国杭州の天目山という山から来ているとのこと。

 

ここ高源寺の開山の祖である遠谿祖雄(えんけいそゆう)禅師が修行をしてこられたのが、その天目山だったそうです。そして彼の地よりカエデを持ち帰ってこられ、この境内に植えられたのが始まり、だとか。

 

織田信長の丹波攻略で焼失した後に再興された山門や仏殿、方丈、多宝塔なども見てきましたが、私の食指は動かず…。そうしたら、帰りにふと、何やら四阿(あずまや)のようなものが見えたのです。

 

茅葺きの円錐形の可愛らしい屋根。まるで帽子のようですね。そしてその手前には、素晴らしい枝ぶりの天目楓。実は私、こういう自然素材を使った可愛らしい小屋とか四阿に目がありません。とても好きなんですね。

 

冒頭の写真も、厳寒の中ですので、ちょっと金田一耕助でも出てきそうな雰囲気ではありますが(笑)、でも、なかなかいい画(え)ではありませんか。山をバックにしたこの馴染み具合!

 

早速近くへと坂を登って行ってみました。やはり、公園の中の四阿です。休憩場所らしく丸いシャッポの屋根の下は、同じく丸いベンチ。そして四阿がこの場所にあるわけも、登ってみてわかりました。こんな感じです。

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小高い丘の上にあって、遠くの山へ眺望が開けた場所。気候の良い時期は最高でしょうね。そう古いものではないでしょうが、やはり屋根の形と全体のプロポーションが、実に愛らしい。秋にここで、楓の赤に染まりながら、お弁当食べたい!

 

寒い中ではありますが、この円形の四阿の中で、そんなことを思いつつ、しばしボケっとしていたのでした。私たちがここを離れた後は雪が激しくなったし、白い雪化粧のシャッポも、またいい感じだろうなあ。いまも想像するだけで、四阿好きの血が騒ぎますね。