魅せて隠す

2013.7.12|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はリフォームの現場で進捗チェック。今日はいよいよ、キッチンの家具取付の日だったのです。このリフォーム工事の、ひとつの目玉ですね。

 

今日も冒頭の写真はBefore(下)→ After(上)です。上部がオープンな飾り棚、下部は扉付きの収納になっている、奥行きの浅い家具をキッチンの手前に取り付けました。

 

最初このお宅におじゃました時、LDKに入ったらすぐ、キッチンの中が見えてしまうことに気づきました。お客さまからもその悩みをお聞きしていて、何とか上手に目隠しする方法はないか?とご相談を受けていたんです。

 

キッチンの手前側にはパネルがあったのですが、ご丁寧に斜めにカットされていて、シンクや水切りカゴなどがよく見えてしまう。キッチンの配置としては、あまり好ましくない位置関係ですね。

 

そこで私からの提案は、「斜めカットのパネルを外し、そこに奥行きの浅い飾り棚をつくる」でした。今よりも少し高さをとり、斜めもなくすことで、キッチン内部がぐっと見えにくくなることが狙いです。

 

しかも、それを飾り棚とすることで、LDKへ入ってきた人の目線は、その飾られているモノたちへ向けられると考えました。そうすると余計に、キッチン内部へは、目が行かなくなるはず、と。

 

このお客さまの奥さんは元々、そういった可愛らしい小物たちを飾るのがとてもお好きでした。それもあって、この飾り棚案をご提案した、という次第。

 

そして、図面でも現場でも何度も寸法の確認をさせていただき、今日の取付の日を迎えることができました。家具の表面材はブナ、天板はブラックチェリー無垢板です。なかなか良い雰囲気でしょう?

 

しかも、キッチン内部で立っている奥さまとは目線が通じながら、手元や水切りカゴの辺りは全く見えなくなっていますね。高さ1200で決めたのが、ちょうどよかったことを再確認できました。

 

明日でこのリフォーム工事も完了です。そのクライマックスとも言える今日の家具取付け。思ったとおりに出来上がってホッとしつつ、なんとも言えない嬉しさを、お客さまと共有できました。!

 

新しく飾るものをよりよく魅せて、キッチン内部は上手に隠す。部屋全部をリフォームしなくても、ちょっとした工夫で部屋の印象が一気に変わる。

 

そんな効果的なポイントを、このリフォーム工事でつくることができました。素敵な「暮らしの実現」のお手伝いができて、本当にありがたいことですね。