鮮度がごちそう
ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。
KJWORKSがある箕面市彩都から少し西へ行くと、萱野というところに「街のみなと」というお店があります。実は私は最近、ここへよく通っていて、ちょこちょこ美味しいお魚をいただいているんです。
ここは、大起水産グループの店舗で、回転寿司の店と魚屋さん、魚の加工食品店が、横並びでくっついたようなところです。最近あまりお肉を食べなくなった私、ここで今日もお昼用にお寿司を買って帰った次第…。
大起水産グループは、私が住んでいる堺市から出た企業で、そのキャッチフレーズは『鮮度がごちそう』です。とにかく「美味しい海の幸」にこだわって、自社の船を持ち、独自の流通ルートを活用して、消費者に「安く、美味しい魚を」と頑張っておられる会社ですね。
この萱野の店「街のみなと 箕面店」も、いつも賑わっています。販売店舗に並ぶたくさんのピチピチしたお魚、そして美味しいお寿司。食べればわかるその違いに、みな大きな価値を感じて、集まってきているようでした。
この大起水産の『鮮度がごちそう』というキャッチフレーズ、とてもいいですよね。何か、色々良い言葉をいくつも並べるのではなく、一点集中に徹する、という感じで。
私たちが日々やっている家づくりとは、ずいぶんとタイムスパンが違うという感覚です。でも、魚を扱う業種に最も必要とされることが、そのまま会社の経営理念であり、キャッチフレーズになっているのが、素晴らしいですね。
私はこの店に行くたびに、自社のやっていること、そこで大切にしていることを一言でお客さまに伝えられる、そんな言葉の大切さを思うのです。
KJWORKSがやっている木の家づくりを一言で言うと、なんだろうか?全く業種は違いますが、それが強い言葉であるほど、お客さまへ伝わるもの、心を動かすものがあるのでしょう。
全く違うスピード感の志事と、そこから自分を照らしてみること。「街のみなと」で、今日はそんなことを思ったのでした。木の家のスピード感は、「鮮度がごちそう」ではなくて、例えば次のような感じではないでしょうか。
「対話のなかで、想いが熟成する。それをかたちにする、納得の家づくり」