龍の泉へ

2015.8.28|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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〈朝には考えてもいなかったところへ訪れることになった休日。水の力をもらってきました。〉

 

ご愛読ありがとうございます。KJWORKS 木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日はちょっと不思議な時間のことを。午後の予定が延期になって、時間がぽっかりと空いたので、じゃあ今週は休んでなかったから休みにしようかと。そして、朝には思ってもみなかったところへ訪れることになったんです。

 

きっかけは午前中にお伺いした、同じ芦屋にあるケーキ屋さん。ここの女将さんには、建築のお話をしたり、色々と私の志事のことなどご助言いただいたり、親しくさせていただいています。

 

とても感性の鋭い、色んなものが「見える」方なので、久しぶりに訪れた今日の私のことも、また教えてくださいました。先日の高千穂神社のこと、川遊びのことなどもとてもご共感くださって。

 

川が好きで、毎年奈良のみたらい渓谷にもリフレッシュしに行くんです。そう言ったら、また大きく頷かれました。龍神さま、水の神さま。不動明王さま。弘法大師さま。そういう方々の力が見えますよ、と。

 

そして、それらが全てある、みたらい渓谷のすぐ近くの場所に、是非行っておいでなさい。そう教えてもらったのが、洞川温泉のそばにある、大峰山龍泉寺でした。

 

そう聞いて、あ、今日の予定が空いたのはこのためか、と素直に感じたんです。そしてその感じるままに、午後から行ってきました。芦屋から110キロ、天川村の龍泉寺へ。

 

ここは吉野の山で修行をする修験者たちの霊場。御本尊は弥勒菩薩さま。そしてその横に弘法大師、不動明王。境内のあちこちに龍神さまの姿もありました。聞いていた通りです。

 

それらみなに手を合わせて、いい志事が出来ますように、とお願いしてきました。そのあと、本殿の横にある、冒頭の写真の場所へ。境内に「龍の口(たつのくち)」と呼ばれる清らかな泉が湧いているんです。

 

あの役小角が見つけたという泉は、大きな岩の下から滔々と湧き出て、境内に池をつくっています。その水のなんと美しいこと。今でも修験者たちの清めの水に使われている、聖なる場所なんですね。

 

そしてその大岩から大木が生え、周りにも杉の巨樹がたくさん。高千穂神社で感じた、あの感じ。龍の口の近くに寄ったら、何だか体に響くものがあって、思わず「うわああ」と声が出るくらい。

 

とてもいい「水と木のエネルギー」をいただいて、遠いけど来てよかった。そう思いました。でも、とても不思議なことですが、私、以前にここへ来たことがあったんです。

 

みたらい渓谷の帰り、洞川温泉に寄った時、何かお寺があるなあ、そう思って少し入ってみたんだった。それは来てすぐわかりましたが、その時に参詣したり、泉の水に触れたりした記憶がない。龍泉寺という名前も、水の神さまのことも、何も覚えていないんです。今日はあんなに響いてきたのに。

 

それがどういうことなのかよくわかりませんが、おそらく「時が来ていなかった」のかもしれませんね。思いがけない天川への旅、二回目なのに初めての出会い、お導きの力のようなものを感じられた、よき休日となりました。