時間の贅沢

2017.7.26|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈休みの日、夫婦で京都の奥へと遠出をしてきました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

今日はお休みをいただいており、またも奥さんと休みを合わせての京都紀行を楽しんできました。5月の瑠璃光院に続き、夏バージョンで奥さんをお連れしたのは、貴船の「川床」です。今日は写真多めでご紹介をいたしましょう。

 

 

出町柳から叡山電鉄に乗って、終点・鞍馬口のひとつ手前が貴船口という駅です。そこから「水の神様」貴船神社へ向かう道沿いには清流が流れていて、その流れの上に「床」をつくってそこで懐石料理を愉しむ、という趣向なんです。

 

 

神社まで徒歩約30分、バスもあるけど頑張って歩きます。その後の川面での時間をより豊かにしたいから、との魂胆ですが、正直お店に着いた時にはかなりへとへとでしたね。でも、お店から川床へ案内してもらって、思わず声が出ました。

 

 

冒頭の写真のように、すぐ横に小さな滝のような流れの見える、とっても良い席だったからです。上には簾の屋根がかかり、一段上の床の下を流れる水がよく見えて、とても雰囲気がいい。私の座るすぐ横がこれ、なんとも爽やかなのです。

 

 

 

奥さんは初めてなので、この川床そのものがイメージできておらず、驚きつつ大いに喜んでくれました。川面を渡る風はとても涼しくて、歩き続けて出た汗もいっぺんで引く感じ。二人して、「いいねえ」「涼しいねえ」を連発でした。

 

 

席に座って注文をし、ほどなくお料理が運ばれてきました。お休みだしちょっとビールなんぞもいただいて、順に出てくるお料理を順に愉しむひととき。この雰囲気の中でいただいた京料理はこんな感じ、簾から漏れる光が効果的ですね。

 

 

 

 

2時間近くかけてゆっくりと愉しんで過ごしました。愉しんだのは食事もですが、この風も、緑も、流れも、そしてその中での会話も。席を立つ間際、ふと奥さんが言いました。「時間の贅沢やね」と。本当にその通りだと私も思います。

 

 

家から2時間半かけて、この時間を味わいに来る。そしてそれだけの価値のある、贅沢な時間。心からリフレッシュの出来る、明日への活力を生んでくれる、己の肥やしになる時間。川の好きな私には、まさに最高の「京都の夏」なんです。

 

 

川床料理を堪能した後は、貴船神社へもお参りしてきました。ここもまた水の神様というだけあって非常に清浄な空気感をもつ、私の好きな場所です。これは大鳥居をくぐってから上がる石段の光景。覆いかぶさる緑がなんとも美しい。

 

 

そしてこれは、境内にあるご神木の桂(かつら)です。とても立派で神々しい樹。

 

 

貴船口駅に降り立ち、また駅へ帰り着くまで3時間半ほど。さして長くない時間でも、その中身が逸品と言える贅沢さだったからでしょう、大いに癒され浄化された気分です。「夫婦で京都」、夏バージョンも佳き日に出来たようです。