イメージ共感術

2017.7.30|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈写真はKJWORKSのモデルハウス。間取りのお話をするには最適の場所です。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

今日は朝からKJWORKS本社「くらしの杜」へ。午前と午後、二組のお客さまと間取りの打合せがあったのです。芦屋の事務所も「木の空間」ですが、戸建て新築のお客さまと間取りのお話をする時には、本社の方がより向いています。

 

 

 

それはやはり社屋そのものが木造であること、そしてなおかつモデルハウスが2棟もあること、これが非常に大きい。間取りのお話をしながらお客さまにその木の家がもっている空間を思い浮かべるのに、これ以上の方法はありませんね。

 

 

 

もちろん、本社の社屋もモデルハウスも、お客さまにご提案した家の間取りとは違っています。全体を見れば当然同じ家ではない。でも、部分のパーツ、あるいは木材がどの程度見えるかといった雰囲気などは、充分にご体感いただけます。

 

 

 

むしろ、そうしたイメージの共有が出来やすいということを目的として、わざと色んなやり方をミックスしたようなかたちでつくられていると言ってもいいでしょう。床の無垢板材も色んなモノが張り分けてあって「踏み比べ」が出来たり。

 

 

 

今日も、私がつくった手描きの「間取りのイメージ」の絵をもって、建物内をあちこち一緒に歩きながらお話をしました。そうすることで、単なる絵がお客さまの頭の中に3次元空間として少しずつ形をもってくれることを願いながら。

 

 

 

「階段はこれくらいの勾配ですよ。」「吹抜けの廻りは格子の手摺?白い壁?どっちが好きですか。」「この部屋はこんな感じの板張りの勾配天井が気持ちいい、ですよね。」「木材の見え方はこれではちょっと多いですか?」など、など。

 

 

 

家づくりという志事に携わる者が絶対に忘れてはならないこと、それは「どのお客さまも『初めて』である」ということです。そのお客さま方に、どうやったら図面の中の家を実際につくられる前に理解し、イメージしていただけるか。

 

 

 

単に空間の広さ大きさ、というだけではありません。つかわれる素材とそのバランス、人の居場所と動線、各部の収納の設えとその分量など、本当にさまざまな要因があります。可能な限りそれらを事前に、イメージとして共有できること。

 

 

 

それこそがプロの役割、なんですよね。今日はそういう想いで、私の頭のなかにある3次元空間を、間取りという絵とそれに近い事例の写真、そして実際にある木の空間をセットにして色々と語り、お伝えをさせていただきました。

 

 

 

そしてそれは、お客さまにイメージしていただくと同時に、私自身にもその反応からのフィードバックがいただける時間。こうやって少しずつ共有と共感の度合いを深めていくこと、それが「一緒に家をつくる」ことだと信じるものです。