五感でえらぶ

2017.9.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 KJWORKS

 

〈木の家への木の家具の納品に、私もご一緒してきました。〉

 

 

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

 

 

今日は、豊中市内の木の家へお邪魔しておりました。それも一人でなく、懇意にしていただいている芦屋の家具セレクトショップ「Jqualia」の松下さんとご一緒。実は、KJWORKSの木の家にJqualia取扱いの家具が入ることになりまして。

 

 

 

6月の末くらいでしたか、Jqualiaから私に電話が入りました。「いまKJさんの住まい手さんがお越しですよ」と。驚きましたが、電話を代わっていただいて少しお話をさせていただくと、やはりお客さまの方も驚いておられるご様子。

 

 

 

「畳ベッドの現物を見に来たんです。まさか山口さんのお知り合いとは、世間は狭いですね。」「いやあ、本当ですね。」なんてお話をさせていただきました。そして今日はその畳ベッドの納品日ということで、2人でお邪魔した次第。

 

 

これがその畳ベッド。「飛騨フォレスト」さんの製品です。木部は全て檜で出来ており、その香りの芳しさといったら。もう安眠間違いなし、という感じのベッドですね。下部は写真の通り引き出しになっていて、収納としても便利そう。

 

 

 

お客さまいわく、「畳ベッドって今色々あるから、やはり現物を見て決めたくて、芦屋までお邪魔しました」と。そう、こういう永く使える良い家具を選ぶには、やはり通販では難しいですね。現物を見て、触って、五感で確かめないと。

 

 

 

その後、ダイニングでお茶をいただきつつ、家づくりの最初からのお話を語ってくださいました。私も、7年前の当時のことを回想しながらお聞きしていたんです。そうしたら、そのお話の中に上記の「現物で選ぶ」の元があると言われる。

 

素敵なリビング・ダイニングですね。

 

 

 

当時、間取りを決めて実際に建てるまでに、いくつもの施工事例をお客さまと一緒にまわって、現物の家で木の見え方や仕上材料などを確かめたものでした。そんな中でお客さまも「五感で納得する」を大事にされるようになった、と。

 

 

 

冒頭の写真は、このお宅の玄関ドア廻りを部屋内から見たところ。左側壁の微妙な模様とその映り込みが見えますでしょうか。この素材は「タナクリーム」という土佐漆喰の一種。左官職人さんがキュッと押さえたその表情が豊かですね。

 

 

 

正面の製作ドア、その横の壁についた靴を履く時用の手摺、タナクリームの壁と一部板張りの天井のコントラスト、そしてレトロ感あふれる照明器具の映り込み。こういうものは写真では伝わらないし、小さなサンプルでもわかりません。

 

 

 

建てる前に、あるいは建てる最中に、色んな事例を体感していただく中で段々とイメージが掴めてくる。そういうご経験を家づくりの際にされたことで、住んでからの「こんなはずじゃ」が無いのをとても喜んでおられるご様子でした。

 

 

 

安売り家具や通販で買う家具は、いわば「消耗品」に近い感覚で買うものであって、ロングライフを買う側もあまり期待していない。そうしたモノたちと、永く使うべき大事な家具とが同じ感覚であるはずはないし、家となれば尚更です。

 

 

 

そういう「ロングライフのためのセレクト」という感覚を私も松下さんも、お客さまも同様にもち、それを共有できていることを嬉しく感じられた時間でした。きっと畳ベッドも家と同様に、年月を経て味わいを深めていくことでしょう。