コットンからエタノール!?

2010.6.20|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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いつもお読みいただきありがとうございます。

今日の夕方、何気なくテレビを眺めていたら、「いらなくなった服を100%リサイクルする酵素を発見した青年」のことが扱われていました。なんでも、服からバイオエタノールをつくる技術だとか。

その番組は途中で見るのをやめてしまったのですが、よく考えたら、そんなものが発見されているというのは、物凄いことではないか?と思い直して、帰宅後さっそく調べてみたのです。

ありましたありました。その番組に出ていた高尾さんという方は、「日本環境設計株式会社」というベンチャー企業を起こしておられました。
http://www.jeplan.co.jp/
番組でも紹介されていたその技術の中枢は、なんと木綿の繊維を溶かす酵素でした!そしてそこからバイオエタノールを抽出するというもの。この繊維を完全に溶かすということが、今までどうしても出来なかった画期的なことなのだそうです。
そしてこの新しい企業、この技術を武器にエドウィンや良品計画といった企業を巻き込み、衣類の100%リサイクルプロジェクトを始めていました。その名も「FUKU‐FUKUプロジェクト」!
http://www.fukufuku-project.jp/
「プロジェクト概要」によると、国内で年間約200万トン以上の繊維製品が廃棄され、そのうちおよそ85%が焼却もしくは埋め立てされているとのこと。
これを、「様々な製造事業者が連携することにより、服に含まれる綿繊維からバイオエタノールに、その他の繊維や残渣からコークス、炭化水素油等にリサイクルする技術ネットワークを構築しました。」と謳っています。
 
プロジェクトメンバー(小売店等の事業者)は、店頭に持ち込まれた衣類を回収し、それらをリサイクル。そこから生まれた燃料を次の製品化に利用するということなんですね。
無印良品の良品計画などは、自社HPにもその取りくみを載せています。
http://ryohin-keikaku.jp/csr/090801.html
そのキャッチコピーが秀逸で、このプロジェクトの名前と意味合いを一言で表していますね。
いわく「あなたの服を球の福に。」
年間200万トンという廃棄される繊維の量にはもうびっくりです!それが今の飽食日本の現実なんですね。これらが少しずつでもリサイクルされてバイオエタノールとして生まれ変わっていくならとても意義のあることだし、植物由来のものよりもECO度合いはかなり高いと思います。
バイオエタノール熱によるトウモロコシの価格高騰などという本末転倒の愚かな事態になる心配もこの方法にはなさそうです。
かなりいいことづくめのように思えるこのシステム、もう少し注視しておこうと思います。