蒸気機関車の復活

2010.12.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ものづくりに携わる人として、とてもワクワクする出来事を知りましたので、取り上げます。

 

ご覧の写真、何やら大きな黒光りする筒のようなものが、台にドッキングされようとしていますね。左側には大きな車輪も見えます。

 

これ、SL(蒸気機関車)「C61」の復元作業なんですね。すごい迫力です!というか、引退していたSLを修復して、イベント列車とは言え、また営業運転を再開しようという、そのことが何だか嬉しいですね。

 

今回復活するのは、C61型20号機です。1949年に製造され、主に東北地方で活躍していたものだとか。1973年に廃車となり、群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に36年間展示されていたそうです。

 

JR東日本がその復活を決め、現在、大宮総合車両センターで修復作業が続いています。今回公開されたのは、SLの心臓部といえるボイラー部分をクレーンで吊り上げ、台枠に載せる作業です。ボイラーは大阪市にある専門業者の手によって修復されたそうですが、その重さ約15トン!

 

これは近くで見てみたいですねぇ。木の家とはまた違った、「鉄の迫力」というものを感じられるはずですから。

 

今回の復元費用は約3億円。それもなかなかすごいですね。これからは修復が終わった部品を次々に組み立てていき、来年早々にも走行可能な状態にする見込みだとか。そして来年春からはいよいよ復活運転です。

 

私自身はSLを利用していた世代ではありませんが、しかし蒸気機関車というものには、今の「N700系のぞみ」などとはまた違った「用の美」を感じます。石炭を焚いて蒸気をつくるボイラーがそのまま形になっていることが、その美しさと迫力を生んでいるのだと思います。その車輪やその伝達機構なども、とても美しいです。

 

ノスタルジーを乗せて走る新しい「C61」。復活を遂げたその勇姿を、ぜひ見に行きたいものですね。