知の結集

2011.1.26|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

wikimedia commons

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

皆さんは、WEBで何かを調べるときに「ウィキペディア Wikipedia」のお世話になってはいませんか?ご存じない方にはちょっと想像できないかもしれませんが、今やこの「辞書」、世界最大の規模と精度になりつつあるものなんですよ。

 

そのコンセプトは「知の結集」とでも言うべきもの。誰でも書き込める白紙の辞書、そこに自分が知っていることを書きこむという、ただそれだけのことなんですが、どんな分野にもその専門家というべき人がいるわけで、膨大な数の人間がそこに書き込んだ時、それは素晴らしい知恵の宝庫となる。そんなコンセプトで出来上がっている、いや、日々更新されつつある、「生きている辞書」なんですね。

 

私もなにか調べ物をするとき、真っ先にこのウィキペディアを引きます。そこにはたいてい何かの専門的な知識が書かれています。「少しずつ、たくさんのものを集める」ということが、WEBという道具によって全世界的に可能になったからこそ、このようなことが可能なんですね。いつも感心してしまいます。

 

私は最近知ったのですが、そのウィキペディアで、新しい「知の結集」が始まっていたんですね。その名は「ウィキメディア・コモンズ」。名のとおり、画像や音声、ビデオといったメディアファイル、その中で「製作者にお金を払う必要が無いもの」を集めた場所、のようです。

 

早速入ってみたのですが、その数たるや膨大なものですね。HPの説明によると、「現在ウィキメディア・コモンズには8,200,723個ものファイルが集積されており、それらのファイルを集めた記事が約100,495本あります。」とのこと。すごいもんです。

 

素晴らしく美しい画像、高品質な音源など、そら恐ろしいほどの分量です。早速活用すべし!と私は有頂天になってしまったのでした。

 

このようなWEB上の「知の結集」についていつも思うのは、ウィキペディアでの辞書の記事の書込み、そしてこれらのメディアファイルをアップロードすること、それらは全て世界中の人々が無償でやっているんだ、ということです。

 

辞書の記事なども、わざと間違ったことを書き込む輩があったとしても、ごく短時間のうちにそれは削除されたり、正しく書きなおされたりしているのだそうです。

 

つまり、この「知の結集」システムは、人間の「良心」や「ポジティブな気持ち」や「一緒に何かしたい気持ち」といったもので、成り立っている。

 

それがまだちゃんと成立する世界であることに、私はホッとしたりするのであります。