デンキ予報

2011.5.19|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

デンキ予報

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ご覧の画面、これは携帯電話の画面ですね。でも、天気予報ではなくて、「デンキ予報」になっています!何これ!?

 

実はこれ、携帯電話やスマートフォンで気象情報サービスをおこなっている会社、ウェザーニューズが、新しく始めたサービスなんだそうです。

 

要するに、夏の電力ピークを控えて、今の電力需要を予測するサービスというわけなんですが、天気予報に引っ掛けたネーミングが面白いですね。でももうひとつ面白いのは、サービス供給側による一方的な予測ではなくて、ユーザー参加型のサービスだということです。サービス名も「みんなで作る デンキ予報」となっています。

 

電力の需要というのは、気象観測データだけで計算できるわけではなく、冷暖房の使用や調節に直接影響する、人間の「体感」によって大きく左右されているのだそうです。確かに、それはそうですね。電気を使うも使わないも人間次第、ということです。だとすれば、その体感データを集めることで、より精度の高い情報を発信することができる。そういう理屈なんですね。

 

ユーザーがこのサービスを利用するときには、まずGPSの位置情報を送り、それに加えて「自宅」「店舗」など、どんな建物内にいるのか、「暑い」「肌寒い」などの今の体感はどうか、を報告します。屋外の場合は現在の天気も一緒に送るわけです。

 

それを解析することで、そのエリアの1時間単位の予想電力使用量を算出し、ユーザーはそれをグラフで確認することができる、という仕組みになっています。なるほど、面白いですね。

 

最近、本来の天気予報や交通情報などについても、ユーザーからの情報のフィードバックを反映することで、さらに精度を向上させるというサービスは、徐々に広まっているように思います。ユーザー側も気軽に情報を送っている、ということですよね。その垣根はどんどん低くなっていることを感じます。

 

このデンキ予報は、ユーザーの体感データにかなり依存していますから、まさに双方向の情報通信ができていないとそのサービスが成立しないことになります。まさに、今だからできるサービスだとも言えますね。

 

その意味でとても面白いし、このサービスがうまくまわるかどうか、私としてはそこに、かなり興味があるわけなんです。