地中のピラミッド

2011.5.28|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

地中のピラミッド

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日は、古代史の研究のために最先端のテクノロジーが活かされた、というニュースを少し。

 

写真は、エジプトの航空写真なのだそうです。一部四角で囲われた部分、画像が何だか変な感じですが、この部分は赤外線カメラによる画像を貼り付けてあるようですね。

 

この赤外線カメラ、航空写真として撮影できていることでわかるとおり、上空に設置されています。実は、地上700キロメートルの軌道を周回している、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星に搭載されているんです。

 

驚くのはその性能です。まさに最先端と言えるこのカメラ、なんと地上700キロの上空から、地上の直径1メートル未満の物体でもピンポイントで認識できるという、恐ろしいまでの精度をもっているとのこと。

 

その最先端テクノロジーでエジプトを上空から撮影したのは、エジプトの地中に何かが眠っているのではないかという推測を確かめるため。掘削調査よりも広範囲を事前に確認できるという利点があるわけですね。

 

そして、米アラバマ大学による今回の衛生を使った地中調査の結果、おどろくべき事実が明らかになりました。

 

なんと、エジプトの地中には、未知のピラミッドが17基もあり、それを含む千以上の墓、そして3千もの集落らしきものが眠っていることがわかったんです。これは、世紀の大発見ですよ!

 

古代エジプトでは、建造物には石や日干しレンガが使われていました。それらは埋れていた地面の砂や土よりも固く、密度が高いため、赤外線カメラによる撮影ではくっきりと違いが現れ、判別がしやすかったそうです。

 

新しいピラミッドの発掘という、全ての考古学者が夢見る大事業への糸口を発見したこのカメラ、その性能に大いに拍手を贈りたいところですね。

 

でも、おそらくこのカメラは普段、その最先端のテクノロジーを主として軍事目的に使っているのだろうと推測します。

 

そうではなくて、このような文化事業に活用され、人類の文明の起こりを解明する研究に、もっともっと役立ててほしい。今日はそんな風に感じた次第です。