賢い電力計

2011.6.13|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

賢い電力計

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

福島の原発事故以降、「節電」がひとつのキーワードになり、電力消費への関心が高まっていますね。

 

節電のためには、まず使っている電気量の「見える化」が非常に大事だと思うのですが、しかし今までの電力計では、月毎の電気使用量と料金しかわかりませんでした。これでは、どうやればどのくらい節電できるかという情報が、全く得られません。

 

その点を改善した「賢い電力計」として、「スマートメーター」というものが今後普及してきそうな動きです。この新しい電力計だと、リアルタイムの使用量がわかり、かつそれをデータ化、グラフ化もできて、まさに「見える化」ができるわけですね。

 

また、このメーターだと目視による検針も必要なくなります。通信機能をもっているので、インターネットを通じて遠隔検針ができるようになるんです。関西電力でも、検針作業コスト削減の効果もありとみて、徐々にこのメーターに交換し始めているそうです。

 

さらに言えば、このメーターを通じて、電力会社側で、各家庭の電力消費をコントロールすることも理論的には可能です。しかしプライバシー侵害の問題もあり、そこまでのことはおこなわれていません。

 

そしてもうひとつ、IT業界のほうからは、この電力消費のデータを電力会社と契約者以外にも開放することで、省エネ支援や消費サイクル分析による新たなサービスなどが発展する可能性があるとして、その開放を提案しているとか。

 

しかし、この電力消費データというものも個人情報ですから、その漏洩によるトラブルなどのリスクも大きい。これもプライバシーの問題ですね。

 

電力会社、契約者、そして第三者の企業の間で、電力消費という「情報」をどううまく扱っていくか。スマートメーターの普及が進むにつれ、何らかの法整備を含めて乗り越えるべき課題は、まだまだ多いようですね。