語りかける看板

2011.7.10|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

薄っぺらいスピーカー

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日は、新しい技術による画期的な製品のご紹介を。

 

ヤマハが開発したこの商品、どうみても何かの商品の説明パネルですが、実はこれは厚さ1.5ミリのスピーカーなのだそうです。名前は「TLF(Thin-Light-Flexible Speaker)スピーカー」。すごいものですね!

 

このスピーカー、ただの「固い板」ではありません。全体が柔らかく、形状を自由にできるのだとか。それに加えて、平らな面が細かく高速に振動することによる鋭い指向性をもっているそうです。スピーカーのほぼ正面方向に向けてだけ、音を出すことができるんですね。

 

これらの特徴をみていると、これはまさに「広告向け」だなあ、という感じがします。画像でもお分かりのとおり、ヤマハもその目的で開発した商品のようですね。

 

映像を流すことはできませんが、この技術を使えば、「看板が語りかけてくる」ということが現実のものになるわけで、それはそれで映像とはまた違った魅力があるように思います。

 

映像というのは常に音声とセットだと言えますが、この場合は看板の視覚表現と音による表現の組合せに色んなバリエーションが考えられるのでは?とても面白そうです。

 

強い指向性をもつ音、というのも、いわゆるデジタルサイネージと呼ばれる映像看板とは一線を画すように思います。その前を通った時だけ、何やら音が鳴っている。そのことによるインパクトは、その広告の効果をずいぶん高めてくれるのではないでしょうか。それに、音を撒き散らさない、というのも好感をもてますね。

 

何だか、この技術を利用した「語りかける看板」が出来てくると、今までにないちょっと楽しい体験ができそうな気がします。街中に出るたびに、映像看板とそれによる音公害を感じている私としては、かなり期待してしまいますね。