ロボット農法

2011.7.20|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

ロボットで有機農法.jpg


いつもお読みいただきありがとうございます。

実は最近、玄米食を始めました。上手に炊くと、かなりおいしく食べられて、健康にもいいんです。ダイエット効果もあるようですし。
それを始めたきっかけというのが、「アイガモ農法」という、無農薬有機農法の田んぼを見る機会があったからなんです。
玄米というのは米の外側の部分を一緒に食べるわけですから、農薬漬けの米では、かえって体に悪くなってしまうんですね。ですから、信頼できる農法の田んぼの米でないといけないわけです。
そのアイガモ農法というのは、水田の除草をアイガモがやってくれるというもの。雑草を食べるという直接的な効果もあるし、アイガモが泳いで泥をかき回し、雑草への日光をさえぎってその光合成をできなくしたりという効果もあるとか。なおかつアイガモが水を掻く動きで、米の根に酸素がいきやすくなり、よく米が成るいう、なかなか優れた方法なんです。
私はそれに感動して玄米食をやってみようかと思ったわけですが、実際のところはこのアイガモ農法、飼育に手間が掛かったり、他の動物からの襲撃対策などかなか難しい問題もあって、そうそう誰でも出来るものではないようですね。
それと、アイガモちゃんたちは、その役目を終えて大きくなったら、食肉用にまわされてしまうという、ちょっと悲しい話もあったりします。
そこで、というので研究・開発されているのが、写真の「アイガモロボット」です。ロボットにアイガモの役割をやってもらおうという、これまたびっくりの発想です!
私、最初にアイガモロボットと聞いたとき、アイガモのように泳ぐロボットだと思ったんです。でも考えてみれば泳ぐ方式のロボットをそんなに生き物のように制御するのはものすごく難しいし、アイガモがやってくれていることを、他の方法で達成できればいいわけですから、形にこだわる必要はなかったんですね。
ということでこのロボットは、キャタピラのような巨大な「クローラー」が特徴です。これで稲の穂をまたぐように走行するんです。
その結果、稲と稲の間の雑草を踏みつぶすことができ、アイガモと同じように水を濁らせて草の光合成を阻害したり、雑草の種に土をかぶせ、生育・発芽を阻害したりと、まさに違う方法で同じ効果を得ることが出来るというわけです。
もちろん、バッテリーによる電気駆動ですから、排気ガスはゼロ。環境負荷が小さく、外敵に襲われる心配もない、優れものです。
この農法だと、アイガモロボット購入の費用だけで導入できますから、今まであまり広まらなかった有機農法を、一気に推進するだけの力を秘めた素晴らしい発明ですね!
日本人の主食である、米。玄米にせよ白米にせよ、農薬の心配のない米を皆が安心して食べられることこそ、まさに人の活力、国の活力の源だと思います。
アイガモロボットにはどんどん広まっていってほしいところですが、もし日本中の田んぼでこのようなロボットが動き回っているとしたら、それはそれで、すごい光景ですね!