ぶつかる渦巻き
2011.8.19|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日、この画像を見つけて、しばし茫然と眺めいってしまいました…。
NASAが公開した、「二つの銀河の衝突」の画像です。場所は、地球からはるか4億5千万光年の彼方。
ひとつの銀河(上)は真横から見えていて、もうひとつの方は正面から渦巻き状に見えていますね。90度の角度で、この2つの銀河は徐々に近づき、やがてはひとつに溶け合うのだそうです。
4億5千万光年というのは、光が届くのに4億5千万年かかる距離、ということ。ですから、この画像の出来事は、4億5千万年前に起こっていることです。
そして、この二つの銀河が融け合うのに要する期間は何百万年という「短い」間ですから、実際にはもうこの二つの銀河ははるかはるか昔に、融け合ってしまっているのですね。それが、我々からは見えない、というだけで。
何ともはや、想像を絶するタイムスケールではありませんか。
そんな、とんでもなく遙かな規模の大きさと時間で、宇宙は動いているんだなあ。
そう思うと、余計にこの画像が美しく、神秘的に感じて、思わずため息が出るのです…。