男、あずかります。

2011.10.3|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

男、あずかります。

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

IKEAと言えば、その広大かつ長い長いルートの売り場がその目玉ですね。その広いスペースでゆっくりとショッピングを楽しむために、IKEAには「スモーランド(Smaland)」という無料の託児サービスコーナーがあるんです。

 

私はそのことも最近知って、さすがIKEA、すごいなあ、と思っていたんです。実際のところ、飽きてしまったキッズ達と一緒に買い物を楽しむのは、なかなか難しいですもんね。

 

ところが最新のニュースでは、遂に子供たちだけでなく、男性たちも「あずけられる」対象になっているようですよ。

 

IKEAのシドニー店に、スモーランドならぬ「マン・ランド(MANLAND)」がオープンしたということです。まだ実験的なもののようですが。いや、びっくりです。

 

ここには、ピンボールやテーブルサッカーなどのゲームあり、男性雑誌とそれをゆっくり読める(同社製の)ソファありと、パートナーが家庭用品などの買い物をゆっくりと楽しんでいる間、男性たちの方も楽しめるようになっているのだとか。

 

う~ん、正直、どうなんだろう?と思います。私などは、たまにIKEAに行くと、一部の家具や、食器類やカトラリーなどではやっぱり色々と気になる商品があるし、先日社内勉強会で行った時には、その「運送費を激減させる梱包のマジック」を知ったりして、とても面白く、もうただ見て回っているだけで、時間があっという間にたつほど、なんです。

 

それは、私が家づくり、暮らしのデザインというものに関わっているから、なのでしょうか?世の男性達は、そんなにIKEAでの買い物が退屈で苦痛なのか?あるは、それはオーストラリアの国民性なのか?考えても、どうにも腑に落ちません…。

 

同じニュースでもう一度驚いたのが、女性に渡されるブザーのことです。何と、マン・ランドに預けた男性を忘れて帰らないように、30分たつとブザーが鳴るのだそうです。それって、そうでもしないと忘れて帰る女性が多いということ?どんなんやねん!と思わずつっこみたくなるのですが、おかしいでしょうか?

 

IKEA側が、少しでも長く、少しでも多く買い物をしてもらいたい、と考えるのは極々自然なことだと思います。そのためにスモーランドがあるのも、まあわかります。

 

しかし、男性をあずけておくというのは、私から見るとむしろ時間の浪費としか思えないのが正直なところです。ただ、家庭用品も含めて、買い物はIKEAばかり、しょっちゅう来ている、という方がいて、その人達を対象としているとすれば、それもわからないこともないですね。

 

さあ、このマン・ランド、日本の店には定着するでしょうか。何となくですが、IKEAが「家具の店」だと思われているうちは、それを利用する人はあまりいないだろうなあ。そんな気がしますね。

 

IKEAがそこからの脱皮を模索していて、その実験としてこのようなことをしているとすれば、それはそれで、凄いことだなあ。私はそう思うのであります。