最速ロボ

2012.6.5|カテゴリー「日々の思い」|投稿者 山口敏広

最速ロボ

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

最近はロボット工学も大変な進歩を見せており、色んな用途に使われる「◯◯型ロボット」というものが、たくさん生まれてきているようですね。原発の事故でもあったように、人が行くことのできない場所へ投入されるというのも、ロボットの大きな使命のようです。

 

画像のメカも、ある用途に特化して開発されているものなんです。それは「速く走ること」。米国防高等研究計画局(DARPA)で開発中のこのロボット、その名も「Cheetah」というのです。

 

ロボットを速く走らせる、という課題があったとして、やはりその開発のとっかかりは、「速く走るもの」の模倣なのですね。その名の通り、自然界の最速走者、チーターの走りを真似る形で、徐々にそのメカニズムが進化してきているようです。

 

そして現在、この「Cheetah」の最高速度は、時速約29キロ。ご本家のチーターは最高で時速100~120キロ、平均でも時速約60キロだと言いますから、まだまだご本家には程遠いことなのですね。

 

しかし、時速29キロを出すまでは、なかなか大変な開発努力があったのだと思います。金属で出来ている重そうなこのロボットが、平均的な人の走る速度よりも速く動けるというのは、それはそれでとても大きな進歩ですよね。感心します。

 

ちなみに、人類で最も早い男、ウサイン・ボルトの世界記録を時速に直すと、約44キロだそうです。「Cheetah」が人類を超えるには、もう少し時間が必要なようですね(笑)。

 

しかし、速く走行するだけなら、タイヤ型のロボットのほうが断然効率的なはずです。このような「動物型走行ロボット」はどのように役立つのでしょうか?

 

この「Cheetah」は、速く走るだけでなく、何かを追跡すること、あるいは追跡を逃れるためにジグザグに動くこと、も同時に追求されているのだそうです。それは、災害などの緊急時に、足元の悪いところで効率的に動く、あるいは消火活動をおこなう、など、やはりタイヤでは動けない場合を想定しているとのことです。なるほどなるほど。

 

来年には、このような研究室内でなく、実際の地面をフリー走行する段階へ至る、とのことで、地上でどんな動きをするのか、とても気になるところですね。

 

なお、DARPAでは、このチーター型と並行して、もう1タイプ、走行用のロボットを開発しているのだといいます。それは何と「ダチョウ型」なのとか。一体、どんなメカなのでしょう!?ちょっと想像がつきませんね…。

 

う~ん、何だか、えらい時代になってしまった、そんな気も少ししてしまう、私なのでした。

でも、チーター型対ダチョウ型の直接対決は、かなり面白そうです。見てみたいなあ(笑)。