瓦をめくるとトントン葺き

2019.9.23|カテゴリー「現場のお話」|投稿者 安本峰樹
関東を直撃した台風15号の影響は記憶に新しいですが、昨年の大阪北部地震や台風21号による被害で瓦屋根の被害が多く、まだまだ大阪も復旧が続いています。
先日は蔵や倉庫の瓦屋根の葺き直しの工事がありました。
倉庫の方は既存の瓦をおろしてルーガと言う軽量な瓦を葺き直しました。

既存の瓦をめくって土を下すと昔ながらのトントン葺きがでてきました。
トントン葺きとは、野地板の上に薄い板を敷きならべ釘でリズムよく、トントンと止めていったことから
トントン葺きと呼ばれる瓦屋根の下地のやり方です。
一般的にトントン葺きの屋根下地は上級なものとされています。

今回は、下地自体はそんなに悪くなかったので、トントン葺きの上に下地材を流して合板を敷き、ルーフィングを流してルーガを施工していきました。

ルーガは、よく見かける薄い屋根カラーベストよりも軽量なのがビックリですが、軽量さや丈夫な仕様そして瓦と見た目があまり変わらないため、最近施工としては伸びている素材です。
少し値段が高いのがネックですが、いぶし瓦より軽いため耐震補強設計の時には有利に働きます。
そのため補強箇所を減らせるので、耐震工事も一緒にするといぶし瓦とルーガの差額は全体工事の中で吸収できるのでは?と思います。

今までは耐震診断だけのお話が多かったのですが去年以降、耐震補強のご相談も増えています。
まだまだ、古い瓦屋根の家が多いので地震対策は必須と思われます。
屋根の葺き替えをご検討の方は、耐震補強工事と同じタイミングでするのがお勧めです。

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小さな薄い板がトントン葺きの特徴です。
写真はトントン葺きの上に下地を施工している途中の様子。
その上に合板を敷き、ルーフィングを流して、軽量瓦のルーガを施工します。