Kさんの家は耐震診断の結果、かなり耐震性が悪いことが判明し、いろいろ古くなった部分の改修も兼ねて耐震大規模リフォーム中です。
1月から工事が始まって、解体が終わり現況の悪いところも洗い出し補強計画を練り直し、補強工事をしながら下地工事を行っています。
築50年以上の家では、老朽化に伴う雨漏りやシロアリの被害など、最初の耐震診断では分からない不具合も出てきます。
Kさんの家では、あらかじめ予算を設定して、未知の不具合に対して対応できるように計画をしていました。
その結果、地面の沈下やシロアリの食害の範囲など想定以上の劣化がありましたが、予備費を想定していたため予算的には収まりそうです。
こうしたリフォームでは最初の調査だけでは全ての不具合が分からないためある程度の「想定」が重要です。
こればかりは経験が必要になると思います。
ケイジェイワークスでは築100年以上の古民家をはじめ数多くの大規模リフォームをさせていただいている経験から調査はできるだけ念入りに行っています。
それでも住んでおられる家の壁を壊してまでは、調査できないためある程度の想定、準備が重要と考えています。
今回のKさんの家も想定を重ねて工事を始めていますので、工事も順調に進んでいます。
サッシも取り換え、屋根の瓦も葺き終わり外部は外壁の工事を残すのみになっています。
後は内部の仕舞をコツコツと進めていきます。
最初はがらんどうだった室内も下地ができてくると完成時の部屋の形が見えてきます。
完成までまだ少しかかりますが、出来上がりが楽しみです!